VerRock Festival 運営上の個人的振り返り(本番編)

タイムシフトも終わっちゃいましたね。
まあいつでも誰でもまたなんかぶちあげてくれたらいいなーと。


さて、こないだの続き。今日は本番編。
生放送企画やったことある人には当たり前のことばかりになるかもしれません。
それが当たり前なのかどうなのか、それすらわからん奴らがやった祭りなのです^^;
というわけでまあゆるりと見ていただければと。

本番

めいろっくP、自分、マスヲさんで3日間をそれぞれ担当したのですが、
そもそも大規模生放送の経験が全くない人だらけなわけで。
本番中も含めて最後まで手探りでした。


参加Pの作品と視聴者の皆様の熱があったから、トラブルも大きく影響せず乗り切れた。
この点本当に運営としてはいくら感謝をしてもしきれないです。


実際本番中にやっていた作業としては、以下の内容があります。
・生主
twitter実況
・公式ブログレポート
・タイムキーパー
・動画準備

・生主

生放送担当者ですね。いろいろ事故も起こしてしまいそこは反省ですが、概ねうまくできたのではないかと思います。
初日は幕間動画が2分ver.しかなかったため生主が休む間もなく、次の日に備えて8分verを作ってくれたという事情があったり。
ここでつまづくと全てが止まりますので、実働以上に精神的負担はかなり大きいです。


一応スタンスとしてはステージがメインですので、あまりコメントとかをすることはなかったのですが。
その辺はどうだったのかな?こちらからはわからない部分ではあります。
まあフェスが始まれば運営は黒子というのが、基本的な考え方だったので。
参加P達が練り上げたセットリストに集中してもらえればそれが一番だと。


実際コメントにしても広告にしても予想を春香に越えた状況で。
この流れに何か挿し込む必要はないなと。
そういう感覚でやってました。

twitter実況

これは個人的に運営になる前から勝手にやろうと思ってましたw
生放送してることって意外と気づかないので。
当日気づけるきっかけになればいいなーと。


一応自分なりに気をつけてることは情報の量ですかね。
タイムシフトで楽しむ人にネタばれするのも悪いですから。
出していい情報と比喩や雰囲気の情報でぼやかす部分というのは一応考えながら書いてたりはします。
まあたいていそんなの頭の方だけで、最後の方は全力でポエムになるわけですがw

・公式ブログレポート

これは実際のフェスなんかでもあるし、やってみたいねーということで取り組んだのですが。
自分は不向きだったなぁと思います^^; 文字数に制限がないと止まらんのに時間がないというジレンマw
うまくいくと後から読み返すのにとてもありがたいんですけどね。


twitter実況がリアルタイムの投げかけなら、ブログレポートは直後からの後追い用、という感じで。
うまく住み分ければいろいろ楽しめる可能性はあると思います。
自分の書いたのはもっとうまくできたなぁと反省しきりですが、二日目のレポートなどはさすがだなーと。
一応俺もブロガーのはずなんだがと軽く凹んだ次第w

・タイムキーパー

今回は正確にはタイムキープというよりは、今流れてる動画があと何分あるか、という確認がメインでした。
その時間だけこちらが他の作業に取り掛かれるので、明示的に知らせてもらえると動きやすいんですね。
残り1分、残り30秒といったアラートもあげてもらって。随時確認しながら進めてました。
幕間動画の調整とか次の動画の準備、スケジュールの確認などはここで時間を確認しながらやる感じです。


実際のタイムスケジュールはもともと余裕のある構成だったのであまり忙しさとか巻きって感覚はなかったですね。
Pの方々が予め余裕のあるセットを組んでくれたのも大きかった。
ここはかなりスムーズに運営できたのではないかと思います。

・動画準備

フェスで新作発表!と銘打ってる以上、先に動画見つけられては困るわけで。
動画の非公開解除については基本的に各Pの出番直前にお願いして、解除してもらうことになります。
そのあたりの確認はSkypeの会議チャットでPの方々と連絡しながらやってました。


もう少し細かく言うと、今回は動画のうp主が公式アカウントと各参加Pの2パターンありました。
管理だけを考えるなら全部公式アカウントで預かるのが安全なのですが。
フェスが終わってもニコマスは続くわけですから。
その後の動画のことも考える必要があるわけです。
そこは参加Pの考え方を最優先にしています。
当日用事で動画の管理ができないPの動画を預かったり、こちらに任せますというPの分を公式アカウントで。
その他は各Pで上げて、非公開解除も出番の前に自分でやってもらうと。


まあ今振り返ると危ない橋渡ってたなぁという気もします。
Pが何かの理由でPCの前にいなかったら流せなかったわけで^^;
でもまあその辺は事前にはあまり気にしてなかったですね。
動画についてもPの意向最優先ってのは、このフェスのあり方からして当たり前だったんだと思います。
まあ、「未だVRF」っていいタグもできたことだし。結果オーライですな^^;



・困ったこと

一番困ったのは、最終日のタイムラグ。
正直ここまでのことになるとは思ってなかったのです。総合コミュを借りれば大丈夫だろうと。
本当にうれしい誤算なのですが、流してる側としてはとにかく動画が届かないのはまずいと。
でもこちらにできるのはせいぜい動画を流す間隔を広げるぐらいで。
最終日は運営4人がそれぞれ動画の終りを確認して、全員がOKを出したのを確認してから次の動画を流すくらい徹底して。
みんなで祈るように再生ボタンを押してました。


実際あのタイムラグで途中から幕間動画が流せなかったのは残念。
もっとあの空間を楽しんでもらいたかった。
この辺はニコ生の動画先読み機能とかでなんとかなるのかもしれませんが、当日調べる余裕もなく。
黒画面にするしかなかったのが実情です。
まああれはあれで暗転的な状態だから悪くはなかった…のかな?


人数が多すぎて生放送から弾かれる視聴者が出てきたと知ったときには本気で青ざめたのですが。
もう自分たちに出来ることはないなぁと。とにかく出来ることをやるしかないと。
視聴者の方々がustなどで流してくださるなどのフォローもいただいたおかげで、
見に来てくださった方々にほぼほぼ届けられたのではないかと思います。
後からタイムシフトでも観てくださる方が多くいて、ありがたい限りです。

・余談。セットリストについて

あとこぼれ話としては、STAND BYで流れた参加Pの旧作は、基本的には生主が直前に組んだリストだったりします。
各Pの希望があればそれを流しつつ。あとは30分前とかそういうレベルでその場で組んでましたw


今回のフェスで一つ伝わったかなーと思ってることに、セットリストの凄さってのがあって。
セットリストを組むことで、それぞれの動画の強さがどんどん増していくこと。
それを実感してもらえたかなぁと。
まあもちろんセットリストってごくごく普通の考え方ですし。
音楽アルバムだってある意味セットリストなわけですし。
巷にいくらでもあります。


ただ、ニコマスで過去作を、新作を使って。こういう凄いステージ作れるんだよって。
そのことは、何度でも見直されていいんじゃないかなと。



本番まとめ

セットリスト、という形で「ステージを作るんだ!」というアクティブなアプローチ。
それに応えて全力でコメント、広告、その他色んな形で答えてくれた視聴者達。
運営はその空間をできるだけ淀みなく繋ぐ。
その部分はある程度、果たせたのではないかと思います。


キャパシティ面で想定を超えてしまったこと。
プラスアルファの試みが万全とは言えなかったこと。
運営面も振り返ればリスキーな面があったこと。
これらは反省だなと思いますが、まあはじめての試みとしては及第点を自分ではあげたいなと。


なにより、918以降の空気に、風は吹き込めたんじゃないかな。
それは実感として持っています。


VRF観たよってつぶやき、いっぱい読ませてもらいました。
上がった作品も観ました。
そうやって伝わってく何かができたこと。それがうれしい。


もちろん、すべての人が喜んだわけではないでしょう。
既に手が届かなくなってしまったこともあるでしょう。
変えられなかった何かもあるでしょう。


でも。
あの特別な空間を俺は今でも大切に思ってるし。
きっと大切にしてくれる人はいると思う。思ってる。




これからも、こんな場所がまたあればいいなと思います。
来年またやるかどうかなんて、わかりません。
やりたい人が、今すぐにでも。いつだって。どこだって。
やりたいように、やってほしい。


結果的に馬鹿でかいフェスになったけど。
街のライブハウスに出かけるのも俺は大好きなんで。
気軽に、「集まってライブやるよ!」って声上げてくれれば。
きっとモノ好き共が、集まると思う。俺も興味持ったら観にいく。


そんな日常が当たり前にあれば。
きっとニコマスは、また楽しい。