THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 2ndLIVE ENJOY H@RMONY!! 感想
アイマスライブ感想ブログです(開き直り)
ミリオンはなんでかしらんがチケットのご縁がさっぱりで、二日ともLVで観てきました。
……西武ドームだけはほんとに当たって、お願い。
「楽しい」がテーマのライブ。
うん、楽しかった。
で、それってシンデレラ2ndライブとコンセプト同じで。
まあ大概のライブが楽しもう、楽しんでもらおうってのは基本姿勢としてあるわけで。
それを被りとかいうつもりは毛頭ないんだけど。
おなじコンセプトでもこんなに色合いの違いが出るんだなーというのは素直に面白かった。
シンデレラは2ndライブで、演出や小道具といった工夫で描くエンタメを見せた。
その積み重ねの締めくくりに、トライアドと渋谷凛がズパッとまっすぐ切り込んだ。
それに対して今回ミリオンが見せたのは、コミュニケーションの距離を縮める試み。
最後もぴょん吉が一人で締めるのではなく、ミリオン全員で伝えた景色だった。
トロッコで会場の隅々へ、近くにいこう。笑顔のコミュニケーションをしよう。
言ってしまえば、それはとても基本的なこと。決して特別なことじゃない。
でも、その基本的なところでどれだけ強く伝えられるか。受け取れるか。
多分この二日間幕張で観た景色というのは、極端に言えばそこに尽きるのだと思う。
一日目
最初のブロックの6曲でもうこのライブ成功だわ、と確信したのが印象深い。
Growing Storm!はユニット曲というのみならず、現時点でのミリオン全体の背骨だなと思う。
でもやっぱり一番ガツンとやられたのは合言葉はスタートアップ!だなぁ。
劇場版打ち上げパーティーからアイマスタジオを経る流れはこういうことだったのかと。
この二人に託されたのかと。ゆいトンとゆきよさんの姿に、ひっさしぶりに涙がこぼれた。
今回のライブはこの二人が要だと思った。
ゆいトンはハマればいつか化けるだろーなと思ってはいたけれど。
ミリオンのライブで見れる日はこないかもなとも思ってたのでうれしい限り。
びっくりしたのはゆきよさんかなぁ。
中野のライブの時ははっちゃけゆきよさん、なんて言ってたくらいの認識しかなかった。
こんなにしっかり舞台に立って、意を放てる人だとは思わなかった。
おねーさんどんだけ腹くくったんよと。ほんと、堂々たるステージでした。
その他の二日間参加組はまだリミッターかかってたかなという印象。
や、先に挙げた二人がノーリミットすぎたというのはあるんだが^^;
一日目のみ参加組の中では一番楽しみにしてたのが小岩井さんで。
待ちに待ったMaria Trapがライブでようやく聴けると思っていただけに、
二日間ともLVの音響が過去例を見ないくらい超絶に悪かったのが残念でならないorz
時折見せる眼力がやっぱこの人役者やなーと感じられたのはうれしかったのですが。
西武ドームで歌ってくれることをひたすら祈るのみ。
出来でいうならやはり一日目はいぶきんぐ先生だろうなぁ。
踊りのキレも一人段違いだったし表情も素晴らしかった。
でも大事なのは多分そういうところではなくて。背筋の伸び方なんでなかろうか。
ほんとにね、二日間通して立ち姿って点が抜群に別格だった。
一日だけだったのが残念でならない。バンナムはほんましっかり捕まえといてくれ。
二日目
なにはともあれ、一日目と二日目のThank You!の出来が違いすぎて思わず笑った^^;
なんでこうスロースターターなんだろねアイマスは。
とはいえ人数の増加に伴う一日だけ参加組が増えてきたので、今後は変わってくのかな。
まぁ一番化けたっつーか思う存分ドヤ顔してくれいと頭を垂れるしかないのはやっぱりゆいトン。
Super Loverほんとよかった。
CDで聴いただけじゃわかんないもんがしっかり乗っかったパフォーマンス。
ミリオンでもシンデレラでも他のアイドルを追っかける気はない程度の千早派ですが。
この時ばかりは奈緒を追っかけてみようかと一瞬ぐらついたくらいには参った。
役者はこれがあるから面白い。
あとは二日目のこれぞといえばジレるハートに火をつけて。
やー、情念似合いすぎだろお二方^^; ライブで聞いて一番気に入ったユニット曲かもしれん。
上しゃま、この曲歌ってる時が一番イキイキしてたと思うんだ正直w
二日目のみ参加組で楽しみにしていたのはあいみん。
プラリネは、正直にいうなら流星群より今の時点で強い曲ではないと思う。
ただ、その強くなさがまたいい情感を出すというか、心を揺さぶる曲でもあると思う。
なんだろ、ジュリアのもどかしさっつーか苦しさっつーか。そういうのを感じる曲。
だからこそ何とか伝えようとするその声がいいなぁと。
流星群以上に伸びしろのある曲だと思っているんで、これから育ててほしいなぁ。
あと、たかみなさんの歌も楽しみにしてたのだけど、やはり音響に泣かされたかなぁ。
あと、今回のライブは全体に杏の替え玉大作戦(録音音声)が多すぎた。
曲の構成上仕方ないとはわかっていても、あれはやはりテンションが下がる^^;
dear...はやっぱり「love song〜♪」のとこの気持ち良さが一つの売りだと思うので。
いつかがっつり歌ってくれるのを聴いてみたい。
一日目にすっ飛ばした二日間参加のコア勢については、うーん。難しい^^;
正直にいうと、初日にリミッターを感じた分、二日目はぶっちぎってくれるのを期待してた。
ただ、結果としては要の二人よりぶっちぎった人はいなかったと思う。
もちょはどこまで観せてもそれでなお底を見せないパフォーマンスだったし、
二日目明らかにBelieve my changeを勝負どころに据えてたMachicoさんも見応えあった。
あの何があろうと一定のパフォーマンスを見せるころあずが初めて踏み込んだと感じた。
自分がどうにかしようともがき続けたぴょん吉とは明らかに違う姿がそこにはあった。
天さんは絵本を初日に持ってきたあたりのセトリの都合で難しかったかなと思うけど、
逆に二日目のライアー・ルージュの背伸び感をより鮮やかに見せる一助にしてみせた。
ただ、ぶっちぎらなかったなぁ。その思いはどっかに残った。
もうこれは俺が観たいもんとの食い違いだから仕方ないんだろうな多分^^;
そうだなぁ、思い出しついでにまたゆきよさんの話になるけれど。
フローズンワードで、数フレーズだけゆきよさん声が作れなくなってたのね。
音を取ろうとしたら声が作りきれなかったような感じで。
そのままの声で歌い続けても、多分誰も何も言わないだけのパフォーマンスしてたのよ。
それでもその数フレーズゆきよさんはものすごいあがきにあがいて、声をもう一度作った。
まあ実際のところは本人しかわからないことなので勝手な想像なんだけど。
あの時初めて、ああこの人美しいなぁと思ったのです。
多分そういう何かが、おいらは観たいんだろうなぁ。
思い出したのがえらいしんどい思いしてる情景なので語弊が多々ある気がしてならないんだけど^^;
すげー楽しい!でもすげーかっこいい!でももちろん起きることなんだけどさ。
なんかそういう瞬間ってあるんだよ。
これから
ライブが終わってからずーっと引っかかってることが一つあって。
彼女たち、ソロ曲よりもユニット曲の方が活きるんじゃないだろうか。
そしてそれは、ミリオンの「これから」の方向性足りうるんじゃないだろうか。
LTPとLTHは少なくともその可能性を積み上げてきたと思うし。
ナンスやみっくの良さの一つは、そういうユニットでのブースト能力に似た何かだと感じた。
駒形さんや末柄さんがユニット曲でみせたうれしそうに歌う姿を、鮮明に覚えている。
「ソロ曲で釣り上げて、ユニット曲で仕留めるライブ」
そんな景色を、彼女たちがいつか見せてくれたら面白いなと思う。
結局、最初の話に戻るのだけれど。
今の時点での彼女たちの一番の強みは、コミュニケーションなのだと思う。
彼女たちの中でのコミュニケーション。
彼女たちとPとのコミュニケーション。
そらお天道様も、マシントラブルでいたずらするわけだわw