プロデューサーミーティングの感想……だったんだが

今更だけれど、プロデューサーミーティングを見て思ったなんでもないようなお話を。


だいたいこのテキストを書くのにこんなに苦戦してる理由はたったひとつで。
赤羽根さんが言いたいこと既に言っちゃってるんだもの。


765プロ、強いわ」


うん、これ以上の感想ないよ^^;


とか言いつつ、まあ脳みそは無駄にグダグダ回転を続けておりますので。
まあ言わずもがななんだろうとは思いつつも以下に書き連ねてみるの心。



プロデューサーミーティング雑感

まず結論として、とても楽しかった。
Producer's Voiceの赤羽根さんが悪戦苦闘する暴れ馬っぷり。
それでもなんとかコースアウトせずゴールにたどり着くまで笑いっぱなしだった。


朗読劇なんかもうなんつーかアイマスラジオとかでやってきた歴史の集大成だよなと思う。
ブッコミの応酬もさすがだったけど、個人的に一番ツボにはまったのは朗読劇自体ではなくて。
みのりんが台詞言ってる時に体ごと横向けてガン見していた若林神だったというw
あの人もほんと芸事の鬼やなぁ^^;


ライブパートも誰もがこの日を楽しみにしていたんだなーというのがこちらにも感じられた。。
ザ・ライブ革命でSHOW!のあさぽんの見せ場わかりまくりなところもとてもステキだったし。
レジスタンスのあっきーもまやこもミンゴスを引っ張るくらいの踊りっぷりで。
そして何と言ってもアマテラス組の隙のなさといったら。まあ圧巻でした。
とくにあずみんがここ数年で完全に一皮むけたなーというのが印象深い。
やっぱりこの人ら、楽しいをちゃんと形にしてみせるからすげーよなと。


ゲスト人も忘れてはいけないところで、なんだかんだいってそら涼が歌ってくれたのはめっさ嬉しかったし。
みのりんがまた来てくれたこと、そしてそれをようこそ〜とすっと受け入れられる場所であることも嬉しかった。
9thに呼んだ時は、みのりんにライブの魂持ってかれる訳にはいかないってそれはそれで名勝負だったけど。
10周年を終えた今の彼女たちなら、もう一緒に立つのに気負いはいらないんだなって。
そういうの含めていい環境出来てるよなーと思う。



うん。どれも楽しかった。
むしろ引っかかったのは、終わってからで。
プロデューサーミーティングって、一応アイマスPSからの流れの締めくくりのはずなんだけど。
なんでこの面白さをPSからは感じられなかったんだろう。それをずっと考えてた。



天海春香

今回のプロミで一番感じたこと。
それは、もうアニマスや劇場版みたいに天海春香に収斂される物語じゃなくてもいいところまできたのかなということ。


うん、自分は結局5thで天海春香と契約して、7thでその契約を更新して、今もまだここにいる。
まあでも一番ずっと見てきたのは千早なわけで。
それでもあの時には、千早と契約するんじゃなくて天海春香と契約したわけだ。
あの言霊を投げる役目は確かに繪里子さんにしかできなかったし。
また、アイドルマスターとはそういうコンテンツであることが自然だったから。


それが変わった理由の一つは、ようやく天海春香をステージに立たせることができたからだと思う。
そこで単に画面に映すだけじゃなくて、リアルタイムのモーション役者さんを使う辺りがバンナムの執念w
死んでもサイゲの後追いだけにはなりたくなかったんだろうなーという意地が感じられて面白かった。


話が逸れた。
要するに、天海春香がステージに立てるのなら、天海春香が言うべき言葉もこれまでの言霊にはあって。
次のステージの最終目標はそこだから、繪里子さんがステージ上での言葉を締める必要がなくなったのかなと。


もう一つは、やっぱりみんな揃ったということ、揃った時にそれぞれにそれぞれの形で、アイマスが好きだと伝わったこと。
アイドルマスターという概念をものすごくシンプルに置き換えるのであれば、それは天海春香でしかありえなかった。
それはまあ今でも極論変わらないところがあるんだけれど。
それでもね、プロミ見て思ったんですよ。
もう天海春香一人に背負わせる連中じゃないよなって。
素直にこの13人とこれからも腐れ縁を続けるんだなって。
だから、繪里子さん一人にお願いする必要はないんだよね。
プロデューサーとアイドルが、それぞれにこれからもよろしくって繋がっていられるんだと再確認したというか。
それができるからこそ765プロは強い、という感想にもなったのだと思う。



これから

さて、あんまり書かなくてもいいかなと思いつつも、一応ミンゴスの叫びに触れとこうかなと。


いや、個人的にはあれが仮にゲームで回答の選択肢が出る場面だったとしてですよ。
一つしか選択できる言葉ないだろと思うのです。


「おう、好きなだけ歌ってこい」


……馬鹿なりに一生懸命考えたんだけどさ、他に言えることないっしょ^^;
あの歌バカが歌いたいっつってんだから。


なのでこの話はこれでしゅーりょー。でもいいのだが。
もうちょいろくでなしとして思考を巡らすのであれば。
ああ言いたくなる雰囲気ではあったんだろうなぁと思うわけで。
じゃあその雰囲気ってどういうものなの、というところから考える必要があるわけだ。
それがまあクソ長い上に想像するしかない話なので正直コレ書いてどーすんだと思うんだけど。
まあ書いてみるかーと思ってしまったので書く。



アイマスPS

多分この話を考えるには、上の方で触れた「なんでプロミの楽しさがPSで感じられなかったか」という話が前段にあるのだと思う。
一番象徴的なのは、久夛良木さんがこのところとんと姿を見せないという点に尽きるんでないだろーか。


おいらの偏ったTL観てても、プロミがPSの締めくくりだったという観点でのつぶやきが殆ど見えない。
PSと切り離したNext Produceの始まりみたいな話のほうが圧倒的に多い。
結局のところ、PSはゲームデザインが悪すぎたのだと思う。
上に書いたとおり、アニマスや劇場版で見せた、天海春香に収斂される765プロではない世界がそこにあった。
プロミでもジャージの衣装で揃えたり、アイドルたちの掛け合いの有り様を見せてくれたところはPSに通じるものはあった。
その辺はPSでも良かったって話も聞くし、個人的にもそんなに悪い印象ではないところはある。


でも、それらの要素を持ってしてもどうしようもないくらい、ゲームとして首をひねる事が多すぎた。
まあここであげつらっても仕方ないのでアンケートでぶん投げたけど。
今できる3Dモデルで彼女たちを改めて表現することに意地を見せたのはさすがだなぁと思ってる。(それも賛否はあるが)
でも、だからこそ素直にガミPが言ったとおり、L4U2的なものに特化したら良かったんじゃないかと今でも思う。


今までのアイマス据え置きゲーがゲームとして面白かったとか過去を改変するつもりはまったくない。
でも、それらと比べてもコレどう遊んだらいいんだろうと困ったのは事実。


なんでそうなったかって更に遡ると、まあ想像でしかないけど、ウマ1がいなくなった影響はあるんだろうなと。
じゃあ他の人でなんとかやってみようとしたら、こうなったよというのがPSなのかなと。


アイドルゲーム作れと言われてアイディアを形にして、ガチャ要素も入れとけと言われて何とかして。
パッチワークしてみたらあら不思議。そんな印象が拭えないといったら伝わるだろうか。
久夛良木さんは兎にも角にも形にしたことで中継ぎご苦労ってことなのかなと。事実は知らん。


んでもってサウンドチームに目を向けてみたら、内田さんはウマ1のとこに行っちゃったし。
シンデレラはいつの間にかエライ谷さん一人でサウンドプロデューサーやることになってるし。
今後の予定見てみたらミリオンは武道館だしシンデレラはツアーやるしSideMもアプリにアニメにとぶち上がるし。
バンナムのリソースどんだけあっても足りるんかいなコレという状況に見えるわけで。


そうやってぐるっと見渡したらそら765の先輩方いつ出番あるんやというのが頭をよぎるのは仕方ないだろうなと。
それが言語化されると「歌だけのライブがやりたい」になったのかなと想像してるんだが。うん、歌バカだ^^;


まあ上に長々書いたのは事実を拾って繋ぎ合わせただけの妄想ではあるのだが。
少なくとも先輩方の話の続きを作るのって大変だろうという想像はそんなに外れてないだろうと思う。
そもそもできるならウマ1が作ってたろう。できなかったから移籍したんだろうし。
じゃあ他の人にアイマスの続きの話を作ってください、とお願いするとして引き受けてくれる人がいるか。


その点だけは、多分ガミPがこだわってるところだと思うんだわ。
この人にこのコンテンツを預けようという人間を絞り込むところには妥協してないんだろうなと。
SideMのライブでも似たようなことを言ったらしいけど。あの人法螺は吹くけど嘘はつかないので。


で、受ける側にしたらやっぱしんどいだろうと思うんだ。
10年積み上げたコンテンツの本丸を他所から来て続き作れって重いやん。
人数という隙間が沢山あるシンデレラならまだとっかかりやすかろう。それでもアニメ化してるから完全に自由ではないが。
グリーでの展開しかまだやってないミリオンもまだなんとかなるだろう。ここは多分これから動く可能性は大だと思う。
まだこれからのSideMとか一番やりやすいだろう。今一番動いているアイマスのフロンティアなのだから。
うん、先輩方より他の方が遥かに手を出しやすいと考えたとしても、社会人として仕方ないと思うんだ。


そういう観点で、まだウマ1がいなくなったあとの人探しが終わってないのかなと思っている。
他のアイドルじゃなくて、765プロの先輩方で物語を作りたいんだという人。



ちょっとした希望

個人的には、彼女たちの時間軸や人生の先行きという意味での大きな物語はもうなくてもいいと思ってる。
それ作るのめっさしんどいもん。そら作ってくれたらうれしいけど。


だから、サザエさん時空になってくれてもいいんだ。
なんなら劇場版仁義なきIDOLM@STERでもいいんだ。
1クールアニメで無尽合体キサラギでもいいんだ。眠り姫でもいいんだ。


個人的に願っているのは、リセットではなく彼女たちがやりたいことをやりまくる世界。
PSは、そこが自分には足りなかった。
育成とか衣装集めもいいんだけどさ。
これまで積み重ねた曲をフルに使って。
あんなテーマやこんなテーマでライブをやる。
もしくは劇中劇で役者としてやりたいことをやる。
そんな世界が見れたら、楽しいなって。
いままでやってきたことをなかったことにしない世界を、そろそろ観てみたいんだ。
アイマスがライブでやってきたのは、そういうことだろう?


既に先輩方は概念としてしっかり現実に根を下ろしたじゃない。
そこらの電車の中で見かけるおっさんよりも、遥かに彼女たちの方が俺には実在してるんだ。
世界の何処かの知らない人よりも、彼女たちの方が俺にとっては大事な人だ。


だから、彼女たちの願いを叶えてやってほしいと、自然に思う。エゴだけど。
彼女たちをアイドルとして育てたいんじゃないんだ。
彼女たちが自分の意志でやりたいことを、叶えてやりたいんだ。
主体は、彼女たちなんだ。


そういう仕組みを、10年以上かけて作っちまったんだよ。
永遠のアイドルを生み出しかけてるんだ。


そのためにはバンナムがやっぱり必要だから。
もう腹くくって最後まで付き合ってくれよバンナム
貴方がたが中の人として思い描く、彼女たちのやりたいことをやらせてやってくれ。
そう心から願っている。





プロデューサー

うん。自分の直感的回答をあとから考えるの実にめんどくさい。


まあそれは置いといて。実のところ個人的には余裕ぶっこいて待ってるしかねーなと思っている。
結局おいらの認識では、「バンナム次第」なのだ。
腹くくれや、とは思うけれど。
球持ってるのはバンナムなんだから、待つしかない。


そしてあんまりそこを心配してない理由もまたプロミだったりする。
赤羽根さんが言ったじゃない。「今回から衣装になりました」って。
だから、まあなんかする気はまだあるんだろうなって思ったのだ。


プロミにおけるもう一つの大きな出来事は、赤羽根さんがアニマスだけのプロデューサーじゃなくなったことなんだと思う。
少なくとも二日間を通して、あの人は俺らの象徴としてあの場所に立ち続けることになったんだと感じたのだ。
そしてそれを伝える日に、赤羽根さんなりに踏み込める限りの言葉を伝えてくれたのだと思う。
「765は強い」
「今回から衣装になりました」
これらの言葉は、そういう思いから出た言葉なんでないかと。


そしてもう一つ、赤羽根さんからもらった言葉。
「女は強いかもしれないけど、男だって強がりたいんですよ」


まあ今ではSideMがあるし涼もいるから一概には言えないのだけれど。
少なくとも先輩方の世界において、女ってのはステージに立つアイドルで、男ってのは裏方だ。
だから、あの言葉もちょっぴりバンナムに向けられてたと思うんだ。
バンナムも、強がってなんぼだろって。
勝手な想像だけどね^^;


まあそんなわけで正直あんまり心配はしてないのである。
俺らにできることはアンケート書いて、なんかやるなら顔出して。


個人的にはもう一つ彼女たちのやりたいようにやらせたいという希望があるので。
こうして先輩方について考えまくることかなぁと。


何かを作る人なら、自分が考える彼女たちのやりたいことをやる世界を描くとかもできるかもしれない。
おいらはそういう柄ではないので。
こうしてようわからんなんでもないことを書くくらいしか思いつかなかったという話。
うん、通常営業だね^^;