THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 4thLIVE TH@NK YOU for SMILE!! 感想メモ

そういえばミリオンは一度も現地チケット当たったことないなぁと思いながら、LVで3日連続観てきました。


3日間通して一つのライブだったな〜と。
個人的には決算を見に行ったつもりだったんだけど。
決算というよりも現在地を見せてもらった、という思いのほうが強い。


さて、何から書こうか。



さらっと全体の感想

「ソロ曲で釣り上げて、ユニット曲で仕留めるライブ」


ブログを掘り返したら、2ndの感想でそんなライブが見たいと書いていた。
各日のセトリを個別に考えるなら、まんまそれを実現してくれたと思う。


うん、想像していたのより遥かに気持ちよかった。
その代わり、初日の最終ブロック始まる前まではほんとに胃が痛かった^^;
「曲数考えたらあと1ブロックあるはずなんだけど……なんだけど……よっしゃあ!!」という感じ。
初日のメンツはほんと流れ作るの難しかったろう。
その分最後のブロックは、耐えに耐えての主砲の一発って感じで。
初見というインパクトもあって、3日間を通しても一番の一撃だったと言ってもいいかもしれない。


二日目はとことん歌を聴かせる連中の出番ということで。
Raise the FLAGはついに山火事曲が来た!と血の温度が上がったし、
待ちぼうけのLacrimaの圧倒的な歌声の世界も見事だった。
どちらもCDで聴いてる時はそこまで印象に残る曲ではなくて。
ライブでやった方が面白い曲だろうな〜くらいには思ってたんだけど。
最後のブロックの印象がちょっと薄くなるくらいに、うん、いいもの聴けたなぁと思う。


三日目は芸達者揃いでの全面攻勢。
初日、二日目で作った流れをさらに豊かに広げていく。
個人的には芸達者ばかり揃えるとそれはそれで難しいか?なんて思ってたけど、杞憂でした^^;


最後にびっくりしたのは「君との明日を願うから」
この4周年までにミリオンが描いた軌跡。その最後にはめ込むピースはゲッサンだったのかと。
確かにこれほど相応しい曲は他にない。頭では理解はできる。
ミリオンがアニメ化するならゲッサンそのままアニメ化すればいいと思ってたくらいだし。
とはいえ、正直ここまで大事にもってくるとは思わなかった。
ゲームがどうとか漫画がどうとかではなく、ミリオンはミリオンなんだと。
それを改めて思い知らされたような気がする。



てづくりのぶどーかん

ライブ後、だべった時に某人から聞いた言葉。
LIVE THE@TER 武道館へようこそ!って誰か言ってくれないかなと思った」
彼女たちが言いはしなかったけれど、あの3日間というのはこの一言に集約されるんじゃないだろうか。


あの3日間、武道館にあったものは見事な LIVE THE@TER だった。
よりキャラクターを表現しようとした人がいた。
より客席とのコミュニケーションをしようとした人がいた。
笑顔を見せたいと思った人がいた。
思いを背負いたい、思いとともに居たいと思った人がいた。
ステージでうまく出来た人もいれば、そうでない人もいた。
互いに支え支えられながら、3日間を走り抜けた。
その姿は確かに自分の想像していたミリオンライブのステージだった。


37人がステージ上でやりたいことはわりとバラッバラで。
それでいて、ユニットとして集まったときにはしっかり同じ方向を向く。
全体を通して見つめる未来は、ものすごくアバウトに一致している。
そんなライブだったと思う。


だから最初に書いたとおり、まだこれは何かを達成した決算じゃないなと思うのだ。
彼女たちが今見ている景色と、これからやりたいこと。
そういうものが37人分ずらっと見せてもらえた。
この3日間は、そういう日だったんだと。


あとそうだなぁ。全体を通して感じたのは、圧倒的なホーム感。
その理由は今もちょっと掴みかねているところはあるんだけど。
一つの要因は、アイマスの伝統とも言える思い出ボムで戦っているからじゃないだろうか。


個人的にはグリーのゲームを何度も再開してはつまらなくて投げ出している人なので。
この思い出ボム戦法が効きにくいんだおいら^^;
多分それが今回のライブを見て、いいライブだったなーと思いながらもそこで終わってしまう理由。


いろんなものを見せてもらったし受け取れた。
そして今の自分では受け取れてないものも沢山有るんだなーとわかった。




そして別の某人に聞いた言葉。
「タイトルに"Live at Budokan"が足りない」
うん、これ俺も同感だったのだ。なんかライブ観てても武道館でやってる気がしないなって。
武道館に来たというよりは、テント小屋だった LIVE THE@TER が武道館のようなものに成長した。
そんな景色だった。


一つの理由は、もうこれは世代差なんだろうと素直に思う。
いわゆる聖地と例えられるような武道館のあり方って、誰かのホームグラウンドではないもので。
あそこでライブやるってのはホームグラウンドから日本全国に知られる場所に殴り込むというか。
そういう場所だったんだよずっと。


だからここでリリイベ以来の歌とか今回初披露の過去曲やるってのは、よくわからなかった。
やるべきことはここに来る前にきっちりやっておいて、ただただ「武道館」に専念するライブ。
俺が想像していたのはそういう景色だったし、それが出来ない人たちでもなかったから。




「LIVE THE@TER 武道館」と、「"Live at Budokan"」の違い。
多分それが、ライブ後ずーっと自分の中でぐるぐるしている感情を生み出してるんだと思う。




あそこにあったのは、正しく「てづくりのぶどーかん」だったのだ。
だからこそ、もう一度武道館でやってくれねえかなと思う。




今回のライブで、一応これまでの道のりには一区切りがついた。
うん、そしてそろそろ LIVE THE@TER すらコンテンツとしては手狭になってきたのかなと。
新曲がBrand New Theater! ってあたり、まだまだ劇場という形自体は続くんだろうけどw
まあたまにはお出かけしてもいいよねと。台湾にも行くことだしさ。


そんな世界を夢見つつ。とりあえずは次の便りが来るまでのんびりしますかね。