THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS SS3A Live Sound Booth♪ 感想

ご無沙汰しております。一応なぜか生きてました。

というわけでSS3Aの感想を。(ついでにはてなブログに引っ越し)

 

 まとまった感想というのはあんまりなかったりします。

そのくらい多様な取り組みがあり、要素があり、結果があった。

全部まとめて楽しかったなーという言葉でいいと思うし。

 

前橋市協賛に伴うあれこれはもう十分に世間で語りつくされてるので割愛。

ライブ(と言っちゃっていいと思うこれ)に関する感想をざっくりと。


環境面

会場に入って真っ先に思ったこと。

かつてこんなに快適な喫煙所があったろうか。(おい

広いわ椅子はあるわ空調効いてるわ飲み物買えるわ場内からすぐだわ。

さすが鉄火場。この点に関してだけはぜひとも今後も公営ギャンブルと組んでくれアイマスと願わざるを得ない^^;

 

場外にはちと離れたところにしか喫煙所がなくて時間つぶしに難儀したのですが。

アイマスライブの喫煙所で知り合いを見かけなかったのは数年ぶりじゃないだろうかw

 

などという喫煙者の心の叫びは置いとくとして、とにかく異様にステージが横に長い。

この横長のステージを十分に活用していたかというとそこまでではなかったと思う。

自分は二日ともアリーナの下手側だったのだが、上手側は直接見るのほぼ諦めてた。

さすがに視界に収まらん。

 

音響もちひろさんの前説あたりでは跳ね返りがだいぶ遅れて届いてたりで。

実際初日はshabon songあたりまではかなり苦労していたように覚えている。

とはいえ二日目、ライブ始まる前のコールがアリーナとスタンドで徐々にずれなくなっていったのには驚愕したが。

あれ、リアルタイムでなんか調整でもしてるんかね。いやはやすげえ。

 


ライブ

「ちゃんと水分補給してねー」「ンな暇あるか!」

 

これが最初の感想になるのもどうかと思うんだが^^;

まあ今回一番の驚きはこれに尽きるのではなかろうか。

前後半2部構成でそれぞれ十数曲ぶっ通し。いやー、久しぶりのスパルタ展開。

REMIX曲多めのセトリなので考える暇を与えないというのはあったと思う。

実際自分も途中からは絶え間なく音を浴びる楽しさに酔っぱらってた。

そういう楽しみ方を一つくれたのは、面白かった。

 

二日間通してのインパクトというと銀のイルカと熱い風→サマカニ!!かな。

「夏だ!」と思いっきりぶちこんだ10人攻勢。

駆け抜けた後に思わず「実にいい暴力だこれ」と口にしたくらい。

今までだったらこれオオトリでなんの文句もない構成で。

それを前半の締めでたたっこめるのが今のシンデレラ。

欲を言えばこここそステージの横の広さを存分に使ってもよかったんじゃないかと思うんだけど、まあ出ハケが間に合わんか。残念。

 

シンデレラはライブやるたびにこの人来たらこれやらないと、あの曲やらないとってのがもうセトリが破綻するレベルになっていると思っていて。

今回のREMIX投入、10人構成でのぶちかましってのはそれに対する運営の一つの答えなんじゃないかと思ってる。

 

それはデレステというゲームにおいても通じることで。

アイドルは沢山います、でもイベントで曲出すペースはこれ以上は上げられません。

既存の曲ももっと楽しんでもらいたいし、いろんなアイドルの組み合わせも見せたい。

そういう条件にREMIXというアプローチはちょっとした解消にはなるんじゃないかと。

このライブにテーマめいたものを想像するなら、そんなとこかなという妄想。

10人構成はまあなんつーか、最後は腕力でどーにかできるかテストというかw

 


スターリースカイ・ブライト組

さて、シンデレラでは初舞台だった演者さんも多いのでざっくり感想でも。

 

大前提として、キャラの出来上がり度が異様に高い人多し。

棟方師匠とか柚とか、徹頭徹尾揺らがなかったもんなぁ。

とはいえ自分が追っかけてたアイドル以外は目立つ特徴でわかるくらいで。

奏やありすの時もそうだったけど、自分の中で落ち着くのはもうちょい年月いるのかなと。

 

そんな中だとまあ群馬に来た理由でもあるお嬢はうん見事なステージだったなぁ。

初日の喉からCD音源は初めてお会いする方へのご挨拶。

二日目の情念がしっかりこもった歌いっぷりは実によかった。日本酒飲みたくなった。

 

あとそうだなぁ。スターリースカイ・ブライト組の中でも濃淡はあるのだけれど。

Always聴いた時にも感じたんだが、こうなんというか、目線の先がまだ狭いというか。

担当Pへ向けてのステージだった印象は強いかな。

ここ一年くらいかなそういうのを感じるようになったのは。

 

自分をステージに立たせてくれてありがとうってのは、うんとてもわかる。

それは大切なことだし、そのキャッチボールができたのもよかったねと思う。

「よかったね」と言ってしまえるように、自分をその中に置けなかったなーという。

 

実際彼女たちをステージにあげるために自分が何かしたわけではないから当然なのだ。

だからそれ自体はシンデレラガールズの仕組み上当たり前だと思ってはいるんだけど。

頭のどこかでステージに立つってそういうことじゃないよなーという思いもあって。

次は、もっと広い相手に見せるステージになったら面白いかなと思った。

自分も気になったアイドルのコミュ見直しから始めてみようかと。

まあなんつーか、これからもよろしく。

 


シンデレラの先輩方

うん、スターリースカイ・ブライト組以外の適当な呼び方が思いつかないぞ^^;

 

印象に残ったのはあっさむと花林さんの二人。

あっさむに関してはもうクレイジークレイジーが見事としか言い様がなかった。

あのステージを見てから志希とフレデリカのクレイジーの違いについて考えている。

今のところの仮説としては、志希のクレイジーってバックボーンに彼女なりのロジックは存在するクレイジーで。

フレデリカのクレイジーは因果のないクレイジーなのではないかという仮説なのだが。

うん、あってるかどうかは知らないし、別にあってなくてもいい。

 

キラッ!満開スマイルでもあっさむの凄さというのは堪能させてもらってたが。

き・ま・ぐ・れ☆Café au lait!とかってステージでやるときにはどうしても他のメンバーが小芝居で協力してくれるような演出が多かったりで。

思えば役者としての立ちっぷりというのをじっくり見る機会はそんなになかった。

今回はそれをまざまざと見せてもらった気がする。

 

花林さんはあいくるしいがもうなんというか、本当に苦しかった。

劇団あいくるしいなんて言われるように感情をのっけることを要求される曲だけど。

情で動かすとかそういうんじゃなくて、絶対にこの空間を譲らない存在感というか。

心のどこかに自分の居場所を焼き付けるような歌。

それを激しさではなくむしろ静けさすら覚えるように忍び込ませるというか。

前から怖い人だなーとは思ってたけど。うん、怖い。

 

そして∀NSWER。3人揃いました!ってキレッキレのパフォーマンスだったんだけど。

なんで俺はアイドルのステージ観て藤田和日郎の描くキャラの狂気の笑みを連想したんだかほんとに訳が分からねえ^^;

そのくらいぶっちぎりでInsanityに満ちていたと思う花林さん。

さっつんはさっつんでクールイケメンっぷりが炸裂してたし。

朝井さんも普段の可愛くカッコいいゾ!ではなくどストレートのカッコよさで。

お前ら3人とも普段と全然違うじゃねーかという。それがまあ実に心地よい。

individuals、今までそんな無茶苦茶気に入ってたというわけではなかったんだけど。

今回のライブでかなり好きになったなぁ。

 

この二人以外にも、それこそさっつんが可愛いを見事に見せたNear to Youだったり。

ステージを重ねるごとにパワフルさを増すルゥさんに対してきっちり芯の強さで対になる華を咲かせたこんちきさんだったり。

Virgin Loveでやっぱこいつらカッコいいよなーと思わせてくれたノーティギャルズだったり。

サマカニ!!で川島イズムを継承してみせたすずえりさんだったり。

どんなところからでも一気にもってくセクシーギルティ前橋市長だったり。

色々な感想があるんだがきりがないのでこの辺で^^;

 


3人

この人はあの曲やって、この曲にはあの人が必要でって今回のライブを分解すると、新曲以外必須の出番があったわけではないな~と思う3人。

 

ふーりん、津田さん、やすきよさんの3人なんだけど。

 

一番わかりやすいのはふーりんだろうか。

S(mile)ING!聴けてうれしかった。

多分これを録った頃にはこんな宿題みたいな状態になるとは思ってなかったんじゃないだろうか。

でもデレアニやって、S(mile)ING!という歌に様々な思いが積み重なって。

渋谷凛がシンデレラのいろんな世界で重ねた月日があって。

一度は歌っておかなきゃと思わせる歌に後からなってしまったような。

渋谷凛にとってアイドルという概念の何割かは島村卯月が占めてる気がしていて。

それを昇華させるというか、そんなステージだったと思う。

二日目のガールズ・イン・ザ・フロンティア聞いて、久しぶりにあれこれ引き出し開け閉めしてない真っ直ぐな渋谷凛の歌を聴いたなぁとか思ったもの。

 

あとまあこれは完全に余談なんだけど。

どうもふーりんは実はいきなりの一発勝負というのが苦手なのではないかという気がしており^^;

そういう意味でも、ここでステージに立てたのって6thに向けてちょうどいい機会だったんじゃないかな。

久しぶりに座長として新しい仲間たちとステージに立てて。

宿題も片付けて、心おきなく前が向けて。それなりに期間もあって。

うん。次の景色が楽しみだ。

 

で、津田さんとやすきよさんなんですが。

二人とも多分今回のお題は同じだったのかなと。

 

格好いい小日向さんをどう作るかと、可愛いなつきちをどう作るか。

どちらも中の人自体はそんなに苦手ではないだろうなというのがまた面白い。

 

ガールズ・イン・ザ・フロンティアのメンツをふと考えると、ほとんどがパワー型もしくはパワーで押せる人で、小日向さんだけがこの中だと異色だった。

それは津田さんもMCで語っていた通り、今までにない挑戦だったわけで。

少なくとも二日ともそれを微塵も感じさせなかったってのは、センターに立つとかソロやるとかではないけれど、とても大きな仕事だったと思う。

欲を言えばNation Blueも歌ってほしかったなぁと思うくらいには、素敵だった。

 

やすきよさんは挑戦という意味ではMC回しとかススメ☆オトメになるのかな。

でも個人的には銀のイルカが一番なつきちの可愛いを表現していたように思う。

あれ丁度、津田さんと並びだったんだよね。

今回新たな表現にチャレンジする二人がとても楽しそうに歌って踊る景色。

それがとても印象に残っている。

 

うん、ここのところがうまく言葉に落ちなくてずっと困っているのだけれど。

シンデレラ、大所帯になったよなーと思っていて。

当然ソロが減って、ユニットで歌うことが多くなって。

今回みたいに10人とかで歌うことも今後増えていくんだろう。

そんな中で、センターやソロでないと輝けないなんてことはないんだと。

なんかそんなのを改めて感じたのよ。二人の姿に。

もちろん二人にもセンターやる曲はあったし。

素敵なステージを見せてもくれたんだけど。

それでもライブで一番印象に残ってる二人の姿は、銀のイルカのあの景色で。

そしてガールズ・イン・ザ・フロンティアを加速しきって駆け抜けてくれた姿で。

だから、新しい挑戦をした二人のこれからが楽しみだと素直に思った。 

 


ガールズ・イン・ザ・フロンティア

個人的には、この曲って「何一つ諦めない」ということなのだと思っている。

自分は先にも書いた通り、既にデレステのイベントペースやライブのセトリは限界だと思ってるけど。

だからといって何かを諦めたくはないんだと。

 

これまでステージを作ってきたアイドルも、これからステージを作るアイドルも。

いつか、ステージを作るかもしれないアイドルも。

すべての可能性をまだ持ち続ける。

それが運営のやりたいことだというメッセージのようなもの。

そういうのがごりごりと詰められた世界だと思ってこの曲を聴いている。

 

それが当たってるのかどうかはしらん。

でもまあ個人的にはそう考えて、ほんと無茶しやがるなぁと苦笑しながらも。

しゃーねえ付き合うか、とは思わされたので。

うん。いいライブだった。