物語る、ということ

ぎみっくP


あんだけ押しまくりの記事書いといて続き書かないわけはないのだw


とはいえどう書くか迷っていたのは事実なんだよね〜。
なんというか、ゆっくりを受け止めるのに時間が必要だったのさやっぱりw
以下格納。


いよいよストーリーが動き始めた第2幕。
ストーリー部分は、ナレーションがないとあの長さの間を取りづらいから。
ゆっくりさんを起用したのはそういう理由もあるんじゃないかなと。
もうちょい文章を細切れにして、カットでつなぐのも手かなとは思う。
ただそれをやると楽曲・ダンスメインとのバランスが難しいのかな。
ダンス後の後半はそういう点で前半よりうまく見せてる気がしたので、今後も期待。


今回特に印象的だったのはストーリーからダンスシーンへのつなぎ。
森を彷徨う伊織のシーンがとても綺麗で。
あそこで曲が流れ始めて、ダンスへと流れていくのが凄く好き。
そしてダンスはChaseシーンということで高速気味の丁寧なダンスが心地よい。
ガボール・スクリーンの3人組が楽しく音に乗っかってるのが伝わってくる。
個人的にはサムネにもなってるびっくり千早のアップがツボったw


曲の終わり近くで伊織がCDをPCに読み込んで、映像化を行うのだけど、
そこで現れる妖精組のシーンはシンプルにしてよく魅せるとてもいい演出。
シルエットの魅力ってあるよな〜と思うことしきり。
なんとなくだけど思い出したのが同じくぎみっくPのこちらの作品。


ぎみっくPの画をいじる演出の集大成のような作品だと思う。
そしてここでもぎみっくPが蝋人形、そしてシルエットを使ってて。
これがまたとてもいい魅せっぷりなので未見のかたはぜひ。


C@ROLの方は終わりのぶつ切り感が人によっては唐突に感じるかな〜と思った。
ただ、これは第2幕終了というよりは、小説でしおりを途中に挟んで閉じるような瞬間なので。
自分としては心地よいというか、ああ、また続き読むのが楽しみだなと思った次第。


こうして書いてて改めて思うのは。
この作品はこれまでのいわゆるノベマスのスタンスで読むと違和感があるかもしれないということ。


すいぎんPの紙芝居クリエイターをはじめとし、ノベマスはある程度のお作法のようなものを確立してきた。
その観点からこの作品を見ると、明らかに物語る手法が異質なのだ。
これまでの真の単身赴任シリーズという物語を見てきた人には多分違和感があまりないのだけど。


まだまだ物語を描く方法論は、いくらでもあるのだ。
前提を持たずに、こんなアプローチもあるのだと。
そんな見方ができるのも、またひとつ楽しみだなぁと思うのである。