2010年上半期ニコマス20選作品のタグを数えてみた:アイドル編

話の経緯と全体のリストはこちら
データなんてのは使ってなんぼなわけですから。
ここから改めて魅力を教えてもらった20選に挙げられた作品たちの紹介をしたいなぁと。
この記事はそんな無理矢理な試みでできておりますw


とはいえ駆け足で触れていくにしてもさすがに数が多いことに今さら気づいたので、
大雑把に分類して、何回かに分けて書いていこうと思います。
気が向きましたら、しばしのお付き合いの程を。


今日はアイドルに関わるタグを抜き出してみました。
ものすごくざっくりとした感想と個人的ピックアップとともに格納。

アイドル編一覧

タグ名    件数
春香   445件
千早   277件
  203件
雪歩   200件
美希   189件
伊織   184件
やよい   164件
律子   148件
あずさ    99件
iM@Sオールスター    93件
秋月涼    69件
水谷絵理    61件
4月3日は春香の誕生祭    60件
真美    59件
亜美    56件
日高愛    50件
はるちは    48件
貴音    42件
2月25日は千早の誕生祭    41件
6月23日は律子の誕生祭    37件
音無小鳥    33件
5月5日は伊織の誕生祭    32件
ののワさん    31件
春香ソロ    30件
   29件
秋月律子誕生祭2010    29件
3月25日はやよいの誕生祭    27件
桜井夢子    23件
マイリツコに登録しました。    22件
ほめ春香    20件
ロリトリオ    18件
サイネリア    17件
はるゆき    17件
やよいおり    17件
ゆきまこ    17件
1月21日は貴音の誕生祭    16件
5月22日は亜美真美の誕生祭    16件

全体として

やはりアイドル自身のタグが多い。
まぁ思いっきり根っこになるところだから当然の話か^^;
個人的にはiM@Sオールスターが比率的に多くなってる印象。
やはりオールスターってのは気合の入り方が一段階変わる感覚って今でもあるのかな。
それが伝わって、比較的多めの作品が挙げられているような気がします。
そこに一山あって、そこから誕生祭タグやカップリングタグなどの派生タグに移っていくと。



春香さん

とはいえまずはなんといっても春香さん作品の多さは特筆もの。
アイマス2に向かっていく中で、ちょっとした総括というか区切りをつける雰囲気みたいなもの。
それはこの上半期の一つの流れとしてあった気がする。
春香さんという存在は、そんなアイマスへの想いを形にするときに、自然と選ばれるアイドルでもあったのかなと。
アイドルマスターそのものを受け止める少女であり、トップアイドルでもある存在だから。
そんな春香タグの中から一つピックアップを。


アイオニP
アイドルマスター×妖精帝國 「Valtica」
アイドルマスター×妖精帝國 「Valtica」


一世を風靡した「かっかいい」春香さん。
それでいて、どこか上半期の春香さんに共通する柔らかさをふと感じる時があって。
春香さんはアイマスのいろんな表現を体現してきたんだなと。
いかにもこの上半期、という作品よりも。
かえってそんな感慨と共に印象に残った作品。



PSP組・DS組

ちなみに最多タグ数100種にはアイドル全員のタグが入ってきています。
まあアイドルマスターなんだから当然だろと言われればそうなのですがw
全員ということはPSP組もDS組もいるってことで。
ハードウェアやら素材やらの面での有利不利など何のその。
あらゆる手段でアイドルたちが表現され、応援されていること。
アイドルたちの存在自体を愛でるその姿勢が伝わってくるのも20選の楽しさなんじゃないかなと。
というわけでPSP組とDS組からもピックアップしてみました。


くたーP
【公式曲PV】響 - オーバーマスター (M@STER VERSION)
【公式曲PV】響 - オーバーマスター (M@STER VERSION)


PSP組のひとつの魅力として、歌ってる時の表情の豊かさってのがあって。
ステージの弱点を自作ステージで補い、ダンスで真っ向から張り合い、そして表情で魅せる。
それらの試みに「響の舞台を魅せるんだ!」という強い意気込みを感じる作品。
作者コメにもあるとおり、「SPはちょっと…」という方にもぜひ見ていただきたい一作。


ぐぐるP
アイドルマスター ブラックジャズデストランス
アイドルマスター ブラックジャズデストランス


富竹P入魂のMMDモデルという翼を得て大きく羽ばたいたDS組。その中でも圧巻の一作。
暴音の中で、ふと「愛ちゃんってこんなに華奢なんだっけ?」とその可愛さに魂が抜かれる。
一度気づいてしまったらもう愛ちゃんから目が離せない。
そして最後のDSの画で、「ああ、俺見えてるものしか観てなかったわ」と痛感させられた。
そういう「わけのわからない魅力」の詰まった作品。



アイドル派生タグ

アイドルに関わるタグといえば、なんといっても誕生祭タグ。
今回も多数の作品が選ばれていてうれしい限り。
その他にもいわゆる「聖地」タグや「秘境」タグなど。
これらの定番とでも言うべきタグからは、まさにこの3年以上の時間が積みあげてきた作品たちに出会えます。


とはいえ直近上半期が対象となる20選では誕生祭タグ以外はいかんせん作品の絶対数が少ないわけで。
代わってちょっと変わったタグが顔を見せるのもまた生きた情報であるタグの面白いところ。
ここではそんな視点を変えて巡ってみたくなるタグから二つほどご紹介。


マイリツコに登録しました。
2番P
【人力Vocaloid】律子ロイド「ぼくらの16bit戦争」
【人力Vocaloid】律子ロイド「ぼくらの16bit戦争」


このタグは本当に律子らしいタグだなぁと思う。
「聖地」となるとやはり格式というかそういう思いも乗っかってしまうのだけど。
「ハイハーイ リッチャンデスヨー」の感覚と言って伝わるかな。気のおけない、近くにいてくれる感じ。
アイドルと自分の距離感が心地良い、こういうタグっていいなぁと。
動画の方は最初見たとき思わず唸ったほどに「メカ律子」の在り様を見事に示した一品。
律子の一筋縄ではいかない深みと共に、その表現力の豊かさ、ポテンシャルを改めて感じる。
こういう一風変わった視点も含めたアイドルの魅力をしっかり伝えてくれる作品たちが浮かび上がってくること。
それがアイドル派生タグのいいところでもあるのかなと。


はるゆき
ぴんぼけP
アイドルマスター×Cymbals 雪歩 春香 「Love Thing」
アイドルマスター×Cymbals 雪歩 春香 「Love Thing」


「はるちは」「やよいおり」「ゆきまこ」という王道が集まる中に食い込んできた「はるゆき」が印象的。
フワフワした柔らかさ満点の百合展開からピックアップさせていただいたおしゃれな作品まで。
いろんな表情を見せてくれるまさに「年頃の女の子」感が伝わってくるこのカップリング。
ふたりともいい意味でニュートラルなんだと思う。
だからこそ、振り幅の広い表現が出来る。
そんな魅力に満ちた二人だと思います。




個々のアイドルタグで巡るって、実はあまり機会がないことだと思ってます。
数がやっぱり多いですから。
でもこうして怪しげな集計をしてみると、やっぱりそれぞれのアイドルを応援する声や、
魅力を知ってほしいと送り出すプロデューサーたちの姿が、見えてくる気がするんですよね。
プロデューサーも作品のジャンルも全く違う中に、「アイドル」で繋がる線が見える。
そしてアイドル派生タグは少しその視点を広げることで、違った切り取り方でアイドルたちに出会える機会かなと。
そんな巡り方、楽しみ方もぜひ知っていただけたなら幸いです。


次は「ニコマス固有タグ編」を思案中〜。