2010年上半期ニコマス20選作品のタグを数えてみた:ニコマス固有タグ編

話の経緯と全体のリストはこちら
アイドル編はこちら


ちょっと間があいてしまいましたが予告通りニコマス固有タグ編になります。
アイドルタグと合わせると、実に8割がアイマスニコマス固有のタグとなりました。
頻出100種という切り方をしているので一概には言えないのだけど、
他ジャンルとまたがるタグが2割というのは実感としてそんな気がします。
このへん東方やボカロと比べて多いのか少ないのか、誰か調べてる人とかいないかなと思ったり。


さて、早速参りますか。
例によってリストが長いので感想ならびに個人的ピックアップとともに以下格納。

ニコマス固有タグ編一覧

タグ名    件数
iM@SコラボPV   447件
NovelsM@ster   411件
iM@S架空戦記シリーズ   194件
アイマス紙芝居   186件
im@s洋楽コラボPV   150件
アイドルマスターDS   141件
2万PV以下限定名作アイマス動画   101件
アイマスMAD処女作    89件
mmdm@ster    85件
Voc@loidM@ster    73件
音ゲーMAD@アイマス    65件
iM@SアニソンコラボPV    59件
卓ゲm@ster    59件
KAKU-tailDS    54件
ニコマスアニメチャンネル    53件
アイマスRemix    51件
iM@Sストーリー系PV    50件
第二次ウソm@s祭り    50件
2010洋楽M@STER    49件
アイマス公式曲MAD    47件
泣けるアイマス    47件
novelsm@ster短編    45件
15秒CM@ster    40件
NovelsM@sterPart1    40件
疑似m@s    38件
シンクロ率765%    30件
KAKU-tailDSX    29件
再現M@ster    29件
歌ってみm@ster    25件
5mium@s2nd    24件
iM@SHUP    24件
愛ドットるマスター    24件
iM@S_inst    22件
アイマス教養講座    22件
iM@S架空戦記Part1    21件
ニコマスおっホイ感謝祭    21件
ノベマスの良心    21件
百合m@s    20件
アイマスP合作動画    19件
ガチムチm@ster    18件
アイドルマスターSP    17件
キラメキラリ    16件
アイマスSPMAD    15件
アイマス技術部    15件

全体として

iM@SコラボPV」と「NovelsM@ster」がブッチギリ。
20選というフィルタはかかってますが、大体今のニコマスの状況をそのまま表してるのかなと。
作品をチョイスするという仕組み上連作がなかなか選ばれづらいので、多少PVに比重が寄っているかもしれないけど。
元にしたデータは未統合データなので、連作は選ばれた話数がバラければ複数回カウントされてるので。
それを考えると相殺される部分もあるわけで、大体現状とほぼ一致するという印象。
というか、この2大ジャンルと並ぶ春香さんの凄さを改めて感じた次第。


続くジャンルとして架空戦記、紙芝居、というのも昨今の流れとしては実感できるところ。
またPV系の静かな流れとして、洋楽コラボ作品が増えてきたことも納得。
そして上半期を象徴するのはやはりアイマスDS組とMMDだったのだなぁと。


以降は元気に活動が続くジャンル、そしてイベントのタグが続いていて。
そんな中「アイマスMAD処女作」タグが89件というのはうれしいデータだった。
驚異の新人が騒がれる昨今ではあるけれど、しっかり数としても多数のPが新たに出てきてくれてる。
また、それらを20選に上げてくれる人達もしっかりいる。


そう考えるとニコマスは今むしろバランスの取れた時期なんじゃないかと思ってる。
突っ走ってきた勢いの時代から、それぞれのジャンルが独自に、時に絡みあって花咲かせてる時期。
そしてニコマスでの活動の新旧も、それなりの数で互いに存在する。
それは、今という時期を切り取ってみるならば、悪いことではないなぁと。
まぁそういう総論はあとで振り返ってはじめて分かるものかもしれませんが。



テキストで語る作品たち

コラボPVが主流の流れから、今はNovelsM@sterとの両輪が回る状況になった。
架空戦記や紙芝居、卓m@sといったジャンルを含めれば「物語系」の作品は増えてきている。
そんなテキスト系作品の流れは、ひとつの繁栄期、もしくは爛熟期に差し掛かったのではないか。
20選で上がった作品を観ていてそんなふうに感じる。
それを象徴する作品なんじゃないかなと思ったのが、
未統合の時点でNovelsm@ster最多得票だったこの動画。


忍太郎P
気象衛星ひまわり最終話「宇宙に咲く花」
気象衛星ひまわり最終話「宇宙に咲く花」


擬人化とアイドルの人間味がこれほどの化学反応を起こすなんて思わなかった。
積み重ねた時間があって、モノがあって。なにより思いがあって。
そういうものを、とても丁寧にすくいあげてくれたから。
多くの人の心に届いたのだと思う。
そうだよな。アイマスはコミュニケーションゲームだもんな。
上手く言えないのだけど。そんなことを思わせてくれた作品。


2万PV以下限定名作アイマス動画

ニコマスの中でもかなり年季の入ったタグになるのかな。
07年から今に到るまでに、その意味合いを変えながらも愛されてきたタグだと思う。
昔の再生数がブーストしてた頃は、2万再生は一つの名作の目安だった。
ニコニコにあげた初動の勢いで1万。週マスをへて1万5千。そして2万という感じ。
そういう時期は事実あったわけで。
その頃は、いわば名作登竜門として機能していたタグだった。


今だとざっくり、5千再生ぐらいが当時の2万PVにあたるのかなと思う。
それでもこのタグはまだ、ずっと2万PVのままに存在する。
それは多分、「将来2万PVに届いてほしいくらい良い作品」に贈るタグであり。
「2万PVを超えるくらいに、これからも応援したい、愛されてほしい作品」に贈るタグになったから。


音P
アイドルマスター 「愛のメロディー」 千早
アイドルマスター 「愛のメロディー」 千早


愛されてほしい作品として、一番最初に思い浮かんだ作品。
ここにいる千早をもっと多くの人に見てほしいと思うし。
また、音Pと千早の物語を応援したいと思うから。
なかなか普段ブログで素直には書けないんだけどw
うん。ゆっくりでいいから。
一歩づつ視聴者と一緒に歩いて行って、いつか2万PV以下のタグが外せたらいいな。
そんな風に思います。



イベント系タグ

年がら年中イベントだらけのニコマスだけに、お祭りに関わるタグもやはり作品は多い。
上半期はなんといってもKAKU-tailDS/DSXの存在が大きかった。
名作も多数ここから生まれて、まとめ動画やもうすぐお届けするSIDE-Bでも多くの作品を見ることができる。
こういうイベントの作品というのは、なぜか作るPもブーストがかかってる気がしてならない。
やっぱり個人でやるよりも、他の人も同じ場所にいる、と思うと気合が入るのかな。
それだけに良作・怪作目白押しで、タグをめぐってるだけでも楽しくなる。


その他のお祭りではテキスト系として「第二次ウソm@s祭り」が。
PV系では「2010洋楽M@STER」から多くの作品が挙げられた。
また、「15秒CM@ster」から個々の票数こそ少なくとも、多数の作品が挙げられたのも印象的。
グロック系のお祭りは数が多くてなかなか回るのが大変かもしれないけど、
イベントならではの気合の入った良作もたくさんあるので隠れた名作探しにはもってこいだったりする。
ぜひぜひ機会があれば巡っていただきたい。
そんな中からぜひ見ていただきたい作品はこちら。


少年P
【アイドルマスター】Piano Man
【アイドルマスター】Piano Man


名曲にニコマス的意訳をつけてくれた小品。
コンパクトな構成なのだけど、だからこそより心に残るのだと思う。
セピア色の画面から伝わる味わいと心に灯る温かさがなんともいえない。
観終えたときに、なんか自分が優しい笑顔になれる。そんな作品。



ネクストジェネレーション?

テキスト系ニコマスにおいて、上半期にもう一つ顕著だった流れ。
それは卓ゲm@sterの活発な動きだと思う。
卓ゲm@sterが賑わっている要因というのは幾つかあると思っていて。
 ・ニコマスの主たる年齢層(30代?)にいわゆるロードス島戦記前後のTRPG世代が多い
 ・役割を演じるというシチュエーションがいわゆる「アイドル改変」の議論を回避しやすい
 ・ゲーム内ゲームがあることで進行させやすい
 ・プレイ中の会話でアイドルたちを動かしやすい
このあたりが要因ではないかと思っている。
自分も卓ゲ者なのでちょこちょこ覗いたりしてるのだけど、
ゲームのことでも盛り上がれるし、アイドルたちのプレイについてワイワイ言ってるのも楽しい。
そんな雰囲気をよく感じる。
この流れはしばらく続くのではないかと思う。
アイドル本人に過酷な戦争や冒険をさせるよりも、いってしまえば気軽にも楽しめること。
それってかなり親しみやすい利点だと思うのだ。
今後卓m@sの流れがどうなっていくのかは、こっそり注目していたりする。


そんな今最も活発化もしれない界隈から、ちょっと変化球でこちらをピックアップ。


早坂P
【卓M@s支援】春香さんが多すぎる【第二次ウソm@s】
【卓M@s支援】春香さんが多すぎる【第二次ウソm@s】


「第二次ウソm@s祭り」参加作でもあるこちらの作品。
一応ネタは伏せとくが、卓m@sの春香さん達が集結するその様はまさに圧巻。
観てない作品方が多い自分でもむやみに楽しくなってくる不思議。
そしてノベカクの立ち絵はここまで充実したのか!という驚きもあった。
卓m@sそのものではないのだけど、ここから他の卓m@s作品に触れるいいきっかけになる作品だと思う。



MADの楽しみ

こうして見てきたようにニコマスはいろんな方向に発展、変化してる最中なのだけど。
ニコニコ動画が始まった頃から見てた自分のような人間からすると、また違ったベクトルも大好きで。
いわゆるMADの匂いがするもの。これもやはりニコマスの一部で、なくてはならないものだと思う。
こちらの流れではタグにはまとまってないけれどいわゆるネタMAD系統の作品があって。
もう一つ、ニコマス独自の文化としてなぜか確立した文脈。それが「疑似m@s」だと思う。


疑似m@sって、ホント不思議だなぁと思う。
普通、音楽だけ使うものに自分のジャンル固有の名前なんてつけないわけで。
それが、「これもニコマスだよね!」とあっけらかんと言えてしまうアバウトさ。
それを楽しんでしまう制作者達、視聴者達。
これってホント珍しいことだと思う。
そしてこういうジャンルがあること。
ニコマスにはなんでもある」と言える懐の広さというかいい加減さ。
これがこの遊びがここまで盛り上がった大きな要因の一つなんじゃないかな。


そんなMADの文脈から生まれた「疑似m@s」の中から個人的上半期ベストの1作を。


別垢だもん氏
【疑似m@s】 チェリー 【MASTER SPECIAL SPRING】
【疑似m@s】 チェリー 【MASTER SPECIAL SPRING】


一目見た瞬間、「目が点になるってこういうことを言うんだ」と思った。
そして次の瞬間から、笑いが止まらなかった。


まずダンスが絶品。気持ちよくて、そして無茶苦茶楽しい。
その上で、なんでこれにチェリーがこんなに合うんだよとwww
曲の流れとダンスの流れに全く違和感がない。
もうこんなの笑い続けるしかないわけで。
楽しすぎて楽しすぎて他に言葉が出てこない傑作。




長々ニコマス固有タグを眺めてきたわけですが、自分が結局伝えたいのはひとつだけで。
ニコマスはなんでもあるよ。そしてどんどん変わってってるよ。どこにでも行けるよ。」
そういうことなんです。


何でもあるから面白い。何でもあるから進化する。
ニコマス固有タグってのは、そんなニコマスの地図みたいなもの。
普段は気にする必要なんてないのだけど。
たまには地図を片手に巡ってみたらどうかな?というお誘いをしてみただけで。
普段は見過ごしてたものが、きっと見つかると思う。
そしたら、またひとつ新しいニコマスの楽しみ方が見つかる。
そういうきっかけになれたら、幸いです。




次は「その他一般タグ編」で終わりの予定。なるべく早くお届けします〜。