見る専祭り「Pをススめちゃおう!パーティー」ガチなネタ心を持つ鬼才 シュルツP

見る専祭り「Pをススめちゃおう!パーティー」参加エントリです。
祭りの詳細は大百科にまとめられているのでご確認くださいませ。→コチラ。


自分がお勧めするのはシュルツP。
先に祭りに上げたマイリストに、コメントで詳しくは書かせていただいたのでそちらをご覧いただければ幸いです。
書ききれないほどの作品をあげておられるPなので、「シュルツP」タグを見てみることを是非お勧めいたします。


個人的にシュルツPの名前を覚えたのはこの作品。


元々ジャイアントロボは好きな作品だし、MADの系譜も脈々と存在したので追いかけていたのだけど。
まさかアイマスと合わせる猛者が現れると思っていなかった。
しかもその中のGRの場面チョイスが素晴らしいのだ。
いちいち歌詞に合わせたシチュエーションをきちんと選んでいるのだが、
これ、ジャイアントロボをちゃんと見てたとしてもすぐに思いつく範囲じゃない。
本当にジャイアントロボが好きなんだろうなぁ、と感じる作品である。


その後もシュルツPは様々な作品を世に送り出してくれるのだが、これがまた多岐にわたる分野で予想がつかない。
架空戦記、プロレス、特撮、クラシック、インスト、メタル…人形劇三国志のOP見たときにはひっくり返ったなぁ。
ただ、どの作品を見ても感じるのは、「アイマスに合うものを探してきた」のではなく、「自分の好きなものをアイマスで表現してみた」であるところは一貫してると思う。
そう、たぶんシュルツPはどのジャンルであっても、それまでに氏が好きだったものであるという点で一貫してるのではなかろうか。
自分の好きなものをアイマスで表現したい。その一番基本的な姿勢が揺るがない。全ての作品はガチで作ってるのだと思う。
ただその好きの分野がたまたまアイマスのメインストリームから少し横にそれてるので、ネタな作品が多いのだけど。


そんなシュルツPらしさが高いレベルで融合した作品だなぁと感じるのがこの作品。


PVとしての完成度がこの頃になるとかなり高い。初期から見ていくとかなり進化してるのがわかると思う。
で、あるのにだ。
題字のところで惜しげもなくアイドルのダンスが隠れるんだよなぁこの作品w
でもその気持ちがなんとなくわかる気がする。
そりゃこの曲でこのネタでやるならあそこはドーンと見せたいよねやっぱ。
だからそこはガチで作った結果としてネタになってしまう。
それをむしろ好ましいと思ってしまうのはひいきの引き倒しかもしれないけれど。
オサレで完成度の高い作品よりも、こういうPの感覚というかスタンスが思いっきり出てる作品の方が個人的には好き。
それさえ見せてくれるなら多少の完成度や構成なんか狂っても惜しくないくらいに。


そんなシュルツPの作風が炸裂したのがNicom@sRockFes08だったと思う。
上記のマイリストでも4つ挙げさせていただいたが、きっとシュルツPの感性に合った祭りだったのだろう。
どれもひと癖もふた癖もある魅力的な作品である。
そして中でも白眉の作品だと思うのがコチラ。


「AfterTrueEnd」のタグが泣かせるよなぁ。
コメにもあったけど、True EDを考えればこの曲はアイマスでは春香だけの曲である、と敢えて断じたい。
The Show Must Go Onの言葉が、それほどに重い。
そしてその春香の表情を、ステージングを見事に切り取ったシュルツPの会心の作品だと思う。


シュルツPはいつだってガチなのだ。
ガチに作品を作ると結果がネタになる。それはPのそれまで好きになったものや事柄が多岐にわたるからであり、
それをストレートに表現したらたまたま今のニコマスの流れから見たらマイナーであり、ネタだった、というだけの話。


作品に詰まった思いを見たいという人がいるのなら。
少なくともシュルツPの作品は期待に応えられると断言しよう。
是非、皆様に見ていただきたいし、今後の活躍を願ってやまないPである。