3A07 〜Memories are here〜

七夕P セバスチャンP RAP


無念だ。
本当に無念だ。
彼女達の無念が、痛い。


でも、きっと。
彼は無念ではなかったのだと思う。


無念を抱くのは、いつだって残された人で、失った人で。
まだ坂道がそこにある限り。
無念のままに抱き続けるか、無念を無としないように何かを紡ぐか。
そうして、生きて行かざるを得ないのだ。


思いを、技術を、あらん限りの何かを注ぎ込み
この物語を紡いでくれた方々に、ありったけの感謝を。