12月24日は萩原雪歩の誕生日でした!!

雪歩、遅くなったけど誕生日おめでとう!!


うん、すまない。
イベント続きで当日に祝えなかったのは言い訳できん。
来年はちゃんと当日にお祝いできるようにしたいと思います。はいorz


恒例となっている1年間を振り返ってのマイリストはこちら。


…信じられないかもしれないけど、これでも絞ったんだよ?^^;
まぁそれだけ素晴らしい作品が多かった、ということで。


で、この1年の雪歩の活躍を振り返って思うことなど以下につらつらと。

花開いた個性

1年振り返った第一感として思うのは、「綺麗になったなぁ」と。
画質の向上は関係ないだろと言われそうなのだが、そういう意味ではなくて^^;
「芸能界の水で洗われた」という表現があるけれど、そんな印象なのである。
ようやく「アイドル」に馴染んだ、といってもいいだろうか。


雪歩は引っ込み思案な性格もあって、柔らかくって優しい印象は昔っからあったけど、
それと同時にどこか野暮ったいところもあったと思うのだ。
それは等身大の姿として悪いものではないし、今もそういう作品を観て和むことは多々ある。


ただ、そのままでトップアイドルには辿りつけなかったんだよね。
それができるのは多分春香さんだけだろう。
07年、08年と色んな雪歩の活躍はあったけれど、それはまだ頂点には届いてなかった気がするのだ。
そして09年になって、ようやく手がとどくところまで来たんじゃないか。
そんな印象がある。

楽曲との出会い

何が雪歩をトップアイドルへと導いたのか。
多分その最大のきっかけは、MAでありMSだと思う。
もっと正確に言うならKosmos,Cosmosのダンス配信と、Alright*との出会い。
この二つが頂点への鍵だったのではないかと。


楽曲として雪歩にKosmos,Cosmosが贈られた時から、雪歩の可能性は広がり始めていたのかもしれない。
振り返ってみればそんな気はするのだけど、やはり決定的にその強みを見せたのはダンスがついてからだと思う。
グルーヴ感、と言うのだろうか。舞うような動きではなく、タメとバネを感じるあのダンス。
あれはアイマス全体を観ても衝撃的な出来事だったのではないだろうか。
もちろんダンス自体はアイドルを問わず使える。
とはいえやはり、持ち歌にしている雪歩に一番強く影響した気がするのである。


そしてAlright*は、雪歩に疾走感と開放感という新たな武器を与えた。
本質が変わったわけではない、
雪歩は今だってやっぱり引っ込み思案だし、おとなしくて可愛い女の子だ。
ただ、彼女の中には爆発力のようなものはずっとあったのだと思う。
それは時にドリルや穴掘りといった方向で表現されたり。
追い詰められるととんでもないことをしでかす個性としてずっと持っていた。
それがこの曲で、淀みなく胸の内を外に向かって叫べたのではないかと。
そんな気がするのである。

世界と触れる

もう一つ。これは実は雪歩に限ったことではないのだけれど。
ニコマスにおける表現の深まりが雪歩の世界を変えた気がする。
今年の雪歩を象徴する作品として、この2作を上げれば伝わるだろうか。


シラカワP


かきP


雪歩を取り巻く世界と、雪歩が向き合っている気がするのだ。
いつも上目遣いで世の中を怯えながら眺めていた少女が。
それが幸せばかりの世界ではないことを知りつつも。
ちゃんと向かい合えた。


精神的に大人になる、というのとは少し違うかもしれない。
雪歩自身が変わったわけではないのだ。
雪歩は優しいから。
自分の背中を押してくれる、その思いを大切にするしかなかった。


それを幸せと言っていいのかはわからない。
未だに時々思うのだ。
雪歩はアイドルにならない方が幸せだったのではないだろうかと。
ただ、自分を変えたいと願った少女は、ひとつの答えを得たのではないかと思う。


変わる必要はなかったのだ。
怖がりでいい。引っ込み思案でいい。
それでも。彼女には仲間がいる。プロデューサーがいる。
仲間たちと共にいることを大切にする、それだけで彼女の世界は変わるのだと。

これから

雪歩の未来は、ある意味無制限に存在する。
彼女は本質的にはアイドルではないのだと思う。
それでいながら、雪歩はアイドルの舞台で戦い続ける武器を、思いを手に入れた。
結果、今の雪歩は逆説的にあらゆる方向性を許容できる。


一番素直に考えるならRemix系アイドルの頂点、と言うのが個人的には一番なじむ。
Kosmos,Cosmosの存在もあって、彼女はとかち系とは異なる電脳音楽の女王になれるだろう。
それだけのキャパシティがあることは、Alright*の歌いっぷりで感じた。


そんな装いすら要らないのかもしれない。
元々もっているかわいらしさ、素朴さ、あたたかさ。
そういう表現だってどんどん磨かれてきた。
TAKAPを筆頭に、まだまだ雪歩を一人の少女として見守ってくれるPはいっぱいいる。
彼らの思いを大切にするなら、雪歩はそのままでもアイドルの位置に立てるだろう。


ノベカクでの活躍だっていくらでも出来るだろう。
白黒どころかトラブルメイカーから妄想オチまで。
一度覚悟を決めれば血風山河の中にだって。
雪歩の守備範囲は尋常でなく広い。
それほどに彼女は、優しいから。




雪歩はアイドルになる必要がなかった。
ただ彼女は自分を変えたいと思っただけなのだ。
その手段としてアイドルという道を選び、そこで様々な人に触れた。
そして彼女は、どこまでも優しかった。


だから。
この先の雪歩がどんなアイドルとして成長して行くのかはわからないけれど。
その道程が、周囲の優しい想いに満ちていることを、ただそれだけを願う。
その結果がトップアイドルなのか、引退なのかはわからない。
いずれにしても。
その時雪歩があの柔らかな笑顔でいてくれたなら、それが一番だと思うから。


最期にまとめを書きながら脳裏に浮かんでやまなかった名作を3点。
雪歩のこれからの1年が幸いであらんことを。


アジャP


もあP


梅屋敷P