投げかけるということ
トカチP・汁粉P
アイドルマスター2 君の神話〜アクエリオン第二章 星井美希
この動画はもちろんトカチPの竜宮小町関連動画という流れがもちろん前提にあるわけで。
更に言うならその源流は秋月プロであり、ありったけの愛を・・・六部作があって。
そういう流れを踏まえて観れば、この動画にとんでもなく豊かなものが注ぎ込まれてるってのはわかると思う。
まぁ初見でも射抜かれるだけの破壊力も充分にあるんだけど。
それに加えて、本作についてはもうひとつ。
トカチPが合作の中で描いてきたものというのも重要なんじゃないかと。
例えばこれとか。
アイドルマスター 初めての恋が終わる時 菊地真
こちらとか。
アイドルマスター 世界点 如月千早
もっと広く言えばこちらも入るのかな。
アイドルマスター さよならメモリーズ 天海春香 【高画質版】
ニコマスの中でも「プロデュース」にこだわり続けた一人。
それがトカチPだと思う。
動画として画と音をまとめるだけではなく。
アイドルとプロデューサーの関係性。そこに生まれる何か。
それを「プロデュース」というバックボーンの上に積み重ねてきた。
もちろん合作なのだから複数の作り手の世界が反映されたものなのだけど。
先に上げた動画で一貫して感じる、焦点の当たったアイドルと歩むP達への在る種の投げかけのような思い。
今回の新作にも、同じ方向性を感じるのだ。
これまでもコメントで、投げかけられたものを受け止めた人達を何度も観た。
今回も、また受け止める人達がいた。
トカチPがこれまで秋月律子と共に描いてきた軌跡。
合作で、彼女たちのP達に投げかけてきた軌跡。
その2つの流れが起こす化学反応は竜宮小町関連動画で萌芽し、この動画でひとつのはっきりとした形になったのではないか。
美希のP達へのエールでもあり、自らの物語の一部でもあるこの動画から、どんな流れが生まれるのかは正直予想がつかない。
トカチPは自身のブログで「バトンを渡す」と書いていたけれど。
バトンを渡したあとの遠い景色だって動画にできる。それもまたニコマス。
どんな道でもいい。
決まりきった結果が観たいわけじゃなくて。
こういう心意気のある場所、それ自体を観るのが面白いんだから。