THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 2ndLIVE PARTY M@GIC!! 感想

……もはや単なるアイマスライブ感想ブログと化しているがまあそれでいいか^^;


というわけで行ってきました代々木まで。
以下、さっくりと感想を。
今回は短いよ!(当社比)

PARTY M@GIC!!

タイトルの通りというか、ライブ中に本人たちも言ってたとおりというか。
ほんとに「おもてなし」のライブだったなーと思う。


楽しんでもらおう、楽しもう。
それはセトリの組み方であったり演出であったり、随所に見られた姿勢で。
感想としてもライブ全体に関して言うなら「楽しかったなー」がまず来る。
5時間を長いとも思わなかったし、物足りないとも思わなかった。


そうだなぁ。9thとの違いがあるとするなら。
9thはまた次のライブ観に行こうと思うライブ。
シンデレラの今回のライブは一区切りつくライブ、かなぁ。
それは多分次がライブじゃなくてアニメだと思ってるからってのもあるんだろうけど。
次も観たい、と思わせたという点では舞浜の方が印象に残ってるかな。
アイマスのライブとしては珍しいライブだったかもしれない。個人的には。


惜しむらくは音響が悪すぎた。せめて真ん中にスピーカー吊るせんかったかと思う。
でも多分吊るしたらもっとバランス取れないんだろうなぁ。ほんとに残念。
最後の最後まで音響さん頑張ってたのもわかったけど、うん。



楽しませる

楽しませる為の工夫として印象に残ったのは演出面がやはり最初にくる。
「助けておねーちゃーん!」での城ヶ崎姉妹共演だったり。
あんきら振り付け劇場だったり。
細かいとこで言えば小梅のマントとか、キノ子の装備とかw
キノ子で言えばそもそも開演前の紅とかもそれに含めてもいいかもしれない。
そういうところで意識を引っ掛けるのを怠らないというか。
結構細かいところまで工夫してた気がする。


こんちきちんがその辺りのしかけの中でも一番大掛かりだったのかな。
入場前になんで立花さんだけ個人宛のフラスタがあるんだろと思ってたんだけど。
ステージ見てそういうことかーと納得した次第。そら花も出すわという。


ちなみに全くもってどうでもいい余談なんだけど。
個人的には紅はコール入れるより一緒に歌う方が楽しいと思うんだけどな。
まぁローカライズとしてあれはあれで面白かったけどw



セトリ

アイマスライブではお馴染みの後半体力削ってバラードで締める構成ではあるけど。
今回はそれだけじゃなくていくつかの狙いがあったと思う。


最初のブロックの狙いは多分2つあって。
一つはデレマスのコアメンバーでしっかり場を作ること。
イベントを重ねたとはいえ大きな単独イベントはまだ2回目なので。
そこは自分たちも入りやすく、客も入りやすくということなのだと思う。


もう一つは穿ち過ぎかもしれないけど、飯屋にいいトスを上げたかったんだろうなと。
10月11月のデレマスははっきりと飯屋強化期間だったので。
その集大成をここでってのはあったんじゃないかなぁ。


ソロのトップをはっしーが勤め、るるきゃん、のぞふぃす、るーりぃ。
おそらくあのセトリの狙いの中で、最大限に都合をつけたお膳立てだったと思う。
だからあのブロックは実は一番難しいブロックだったんじゃないだろうか。
中でも結構強引に流れに乗せたのぞふぃすとるーりぃ見事だった。


で、多分飯屋は本田未央を錬成する前にこの流れで心が動いちゃったんじゃないかなと。
あの真っ直ぐなステージはそういう景色に見えた。
俺が今まで見た中で一番まっすぐにぶん投げてきたミツボシ☆☆★だった。
うん、いいステージだった。
ただ、贅沢と重々承知で個人的には本田未央のステージを改めて観たいなとも思った。




第2ブロックはもう一つの狙いであるお披露目のターン。
ここのトップはまぁそら牧野さんだよなと。うん、お見事でした。
演者として見事だったもんなぁ。MCでの端々でもそのあたりの姿勢が伝わって。
東山さんも演出とかは多分1st不参加組では一番シンプルだったと思うんだけど。
あのステージの立ちっぷりと見せる、伝える腕は見事だなと。
周りの人から話には聞いていたけど、これほど達者な人とは知らずびっくり。


しかしそれを受けてなお大化けっつーか強烈に印象に残ったのは高森Pで。
1stでもきっちり仕事してたけど、いやもうあのステージは化けたと言っていいと思う。
イメージとしては先輩組だと平田さんがどんどん磨きがかかっていったのに近い。
ステージに立つ、見られるということに腹をくくったというか。
そういうのが見れるのって、ライブの醍醐味だよなと。




第3ブロックはいつもどおり(?)の体力削りのターン。
うん、毒茸はこういう初っ端にしか今のところ置きようがないよねw
Lindaさん曲らしく実はこの曲単純に頭ブンブン振れない難儀な曲なのですが。
無理矢理ヘドバンしてだいたいこの辺りで首と腰がアカンことになりました^^;


メルヘンデビューとあんずのうたは今回初めて客が曲に負けてなかったなぁと。
というかむしろ客が訓練されすぎてちょい上回ったか?という感じ。
まぁ音響のハンデがでかすぎたのかなーとは思う。
こっちがジャンキー状態でより強烈な刺激を求めすぎてるってとこもありそう^^;


あと、ここに放り込まれた松嵜さんはほんとようやった。
今回セトリがわりと「あそこを立てて、ここを活かして」と無理してるので。
何箇所か難しい役割を任されてる人がいた気がする。
その中でも相当困ったんじゃないかなぁここは。
それでもなんとか凌ぐじゃなくて、どう楽しんでもらうかと考える辺りがいいなと。




で、締めの第4ブロックですが。
個人的にはこの日のライブ全体を通して結局ふーりんに集約されるなと。
もちろんトライアドも含めてなんだけれど。
そこに全てを注ぎ込むための流れ。


間に合ったなぁと。
今間違いなく、あんた渋谷凛正中線がぴったり重なってるよと。
いつか凛が観るであろう景色とおんなじもん見てるよと。
そう感じた。


うん、俺にとってはそれが一番大事なライブだった。



余談

新宿のローソンイベで初めて見た時。
この娘が化けるの観たいと。ただ単純にそう思った。
まだあの時は渋谷凛という形なんて見えてなくて。


それから何度もステージに立って。
こっちから眺めててもうまくいかなかったんだろうなって時もあったし。
迷ってんだろうなって時もあったし。
意地を見せてくれた時もあった。


一つには、はっしーがほぼ常に視界にいたことが大きかったのだと思う。
自分が見る限り、はっしーはかなり早い段階から島村卯月を明確に捉えてた。
むしろ大橋彩香という巨大な器の一部が島村卯月なんだと思うこともあるくらいで。


えりこさんとミンゴスとも違う、ぴょん吉ところあずとも違う有り様。
一発勝負のあの最後のタイミングで。
ふーりんはそこに立った。そんなふうに思う。


この辺り、正直なところ自分でもまだうまく言葉になってない。
なんとなく、初代やDSやミリオンのそれとは明らかに異質な有り様。
シンデレラにはなにかそういうものがあると思う。
「一番水滸伝らしい」という言葉が浮かんだけれど、なんなんだろw


そして、それはこの二人だけのことじゃなくて。
多分ステージに立ったそれぞれが、それぞれに。
来年を迎える前の最後の機会に、きっちり自分たちが思い描いた舞台に立ってみせた日。
シンデレラとしての立ち姿を見せた日。そういうことだったのかなと振り返って思う。




12時で解けるはずの魔法が、解けなかった世界へ。
物語のシンデレラは見つけてもらうのを待つしかなかった。
でもあのステージにいたのはそんな消極的な姿ではなくて。
自分達の手で12時からの物語を紡いで、海外まで乗り込もうって景気のいい連中。
その意思を勝手に感じ取れたので。気持ちいいライブでした。


色々と引っかかるところがないわけではないんだけどね。
アニメの情報とか鳥羽Pのセールストークとか見てると^^;


まぁとはいえ面白そうだな〜とお気楽に思ってしまったので。
思っちまったらしょうがない。来年を楽しみにしてみようかと。