私実はあずりつ派なんです

※ わた○○祭 参戦エントリです。


…いや、千早スキーなのはウソではないのだけど。
組み合わせとしては「あずちは」より「あずりつ」かなー。
この組み合わせはファミソン8Bitの組み合わせでもある。
765プロの中でも「年長組」でもあるし。
意外と見る機会は困らないはず…なのだが。


あれ?


あれ??


あれれれれ???????


…なんで「あずりつ」の検索結果0件かなぁorz  ※9/5現在


いかん!いかんよ!みんなロリコンすぎるよ!(←超暴言)綺麗なお姉さんは好きでないと!
…いやまぁ分かるんだけどね。なんせ「あずりつ」ですから。
ちょっと妙な方向に本気出したら18禁の花が咲き乱れかねない。
紳士の諸君が躊躇するのもわかるさ。


だがしかし!「あずりつ」の良さを知らぬままアイマスを楽しむのはもったいなさすぎる。
それくらい魅力的な二人なのだ。
というわけでこの組み合わせの魅力について語ってみよう(前置き長すぎ)


普段の「あずりつ」というのはたぶんファミソン8bit(※ リンク先はAmazon)の関係に近いんじゃなかろうか。
あずささんのマイペースっぷりを律ちゃんがフォローしようとして勢い余って暴走という。
この二人で珍道中ものが一作かけるんじゃないかという感じのコンビ。
ハキハキした律ちゃんとのんびり屋のあずささん。
全くかみ合わないようでいて、最後はなんだか落ち着いちゃうあたりいいコンビだと思う。


そんな普段の二人も見ていて心地よいのだけれど、この二人にはもう一つの側面がある気がしてる。
手掛かりなしで語るのも難しいので、副読本をお勧めしてみよう。


THE IDOL M@STER -Your Mess@ge-(※ 同じくリンク先はAmazon)


未見の人のために概要を説明すると、これは765プロのユニットごとのエピソードで綴る物語。
「あずりつ」はもちろん、他のアイドルによるユニットのエピソードも収録されている。
アイマスの漫画は何種類か出ているけれど、中でも非常に手堅くまとめたよい作品。
で、肝心の「あずりつ」のストーリーが二人のもう一つの面を端的に表してくれていると思う。


二人は年長組ということもあって、トップアイドルの先にまた別の夢がある。
その点において、二人は他のアイドル達と決定的に異なっている。
その違いは、この二人にしか理解し合えない共感を生むのではないだろうか。
どんなに他のアイドルが力になりたくても、それは大人として社会を目の前にするものにしかわかりえない。
そういう重さがあると思うのだ。


そんな夢の大切さを、現実を前にした夢の重さを、ほぼ同じ目線で語り合える、互いに唯一の相手。
それが「あずりつ」の魅力のもう一つの側面だと思う。


上に挙げた漫画の中ではとあるきっかけからこのテーマに直面し、一つの回答が示されている。
それはこの二人ならそうだろうなぁと納得したし、それを読んで自分は「あずりつ」がまた好きになった。


この側面は、ゲームのアイマスをやっている分には見ることはほぼないと思う。
それは二人にとってアイドルとしてではなく、私的な面でのつながりだから。
そして、ゲームだとこのポジションにPが入るから。


そういう意味ではこちらの魅力はある意味ifの魅力と言えるかもしれない。
Pが隣にいない時の二人はどんなだろう?という話だから。
とはいえ都合上語られていないだけ、とも考えられるので、ifというよりはアナザーエピソードに近いかな。
これに近い世界観を描いた作品としては、アストロPの「秋月律子劇場」が挙げられると思う。
こちらはアストロPらしい切り口でより鋭くこのテーマを抉った話になっているので、興味を持った方は是非探してみてほしい。


幼かったころのように無限の未来はないかも知れない。
少女のころのようにまっすぐではないかも知れない。
トップアイドルがゴールではなく、その先の人生があることに気付いてしまった。
そんな二人の、語られることのなかった大人の友情を思う。


うん、やっぱ俺この二人が大好きだわ。