なーんとなく腑に落ちた

佐野倉P


うん、心奪われる名作。
色んな人が喜ぶのもわかる気がするし、それを見てるのがとてもうれしい。


でも、なんか昨日は書く気になれなかったのだ。
オフでもさんざっぱら自分は佐野倉Pの話をしていたし。
実際約一年ぶりに作品があがったときに、本人かどうかgoogleで検索する手が本当に震えてた。
確認するのが怖いくらいに好きだった。
じゃなきゃあんなにストレートな記事を書いたりしてない。


じゃあ何で書けなかったんだろう。
他の人が書きまくってて気後れしたのか。
そういうわけでもないと思う。
自分が書くことと他の人が書くことの意味は違うことを、ずいぶん前に知ったから。
そこが障壁だった訳じゃない。
でも書けない。
なんだろうなぁ、と不思議に思ってて、自分のブログを検索して、ようやく気がついた。



今はもう見れない作品をあげるのは、マイルール違反なのだけど。
自分にとって、佐野倉Pとはこの作品を生んでくれたP。


ロディック妹メタルもすばらしい傑作だと感じてる。
寄木細工の中にかすかに宝石の淡い光が息づいているような。
そんな美しい小宇宙。
職人のいっぺんの曇りもない技があり、一つ一つの寄木への愛おしいまでの眼差しがあり、そこに確かに脈打つ核となる想いがある。


そういう見方が自分は大好きだし、人が書いたのを読むのも大好物だし、自分も書きまくってきた。
きっとこれからも書き続けるだろう。それしか自分はやり方を知らないし、それを自ら選んでいる。


それでも。
MADとしての出来とか格とかそういうのをぶん投げた先の世界で。
自分にとって佐野倉Pは、ニコマスアイマスの春香さんの魅力を心の底に刻み込んでくれたPだったんだなぁ。
ロディックよりも、もう一度観たい作品があったから。
なんとなく、寂しかったんだな、きっと。


まぁそうわかってしまえばなんてことないわけで。
佐野倉Pは素敵な作品を5つも送り出してくれたわけで。
そしてやっぱり自分はあの5作の中でこの作品が一番好きになってしまうわけで。



終わった物語を想うように。
帰ってきた物語を喜ぶように。


また新しい春香さんの物語を見せてくれることを勝手に期待して。
来年までここが大好きな大馬鹿野郎でいよう。
うん、それでいいんだ。