はーどっこい！ - Damehumanoid 曰く

似合うとかもうそういうレベルではないのだな。千早と明菜は。

再現m@sterタグをつけようかどうしようかと本気で小一時間悩んだ。
そのくらいここにはあのステージが存在すると感じた。

松田聖子が春香で中森明菜が千早だという見立ては、公式製作時点のイメージにもあったのだと思う。
そしてそれは二人のストーリーにも反映されていると思う。

細かなことは省略させていただくけど。
春香は伝説のアイドルだけど、伝説のステージを産むことはないだろう。
それはステージのみならず、存在としてアイドルであるがため。

千早はアイドルとしておそらく春香には敵わない。
でもこの作品で限りなく再現が試みられたように、伝説のステージを産むのは彼女だ。
ステージに在るその瞬間においてのみ、おそらく千早は春香を超える可能性を秘める。

そして自分は、そんな不器用な歌姫を愛さずにいられない。

当時の中森明菜のステージを見ればきっとこんなにかっこよくはないのだ。
カメラワークもステージセットも、ここまでの出来ではなかった時代なのだ。

でも今振り返るならば、我々の心に浮かぶステージはこの作品に近いのだと思う。
当時存在すらしなかった迫力を、世界を強烈に心に宿すほどに。
あのステージは凄かったのだ。
その思いを、伝説をも作品に込めてくれたのぽぽんPに、そして千早に。
あらん限りの喝采を贈りたい。