いまさらながらぷよm@s part20の感想を、と思ったらなぜか与太話がメインに

介党鱈P
【ミスミス】ぷよm@s part20【ミスター】
【ミスミス】ぷよm@s part20【ミスター】


しばらくブログおやすみ状態だったのと、今回難しいな〜と思ったので何も書いてなかったのだけど。
某お方とちょいとぷよm@sの最近の回についてtwitterでだべった勢いで、リハビリ兼ねて書いてみようかと。
そんな経緯で書きますので、今回これまで以上に推測や思い込みの成分が多くなってます。
だべった相手の視点に至っては完全に個人的な想像です^^;
その点どうかご理解ならびにご容赦の程を。


結局のところ、話題の中心となったのは一点で。
最近の回では、作品構成として鱈Pは完成度に余地を残していないか?ということ。


誤解してほしくないのだけど、それは今回がつまらなかったという意味では決してなくて。
これまでの面白さがうなぎのぼりだったからこそ視聴者として期待してしまう満腹感に達してないかもという、
それこそノベマスとして過去に類を見ないくらいにものすごく高いレベルを期待してるという前提での話。


で、まぁ当たり前なんだけど話に結論なんてものは出てなくて。
俺はこう感じたよーというやりとりで終わったのですが。
その感じ方の違いというのはなんだったのかなと。


自分は、最新回もとてもいい物語だったと思ってる。
完成度として物足りなさも感じていないし、十二分に楽しませてもらった。
ただ、それは自分がぷよm@sという物語を一話ごとに捉えていないからの話。


確かに過去の千早と美希の対決や、真のカウンター回などは単独の作品として十分に圧巻だった。
でも、今回があれらの回と比肩するかと聞かれたら。
「比べるもんじゃない気がする」としか回答できない自分がいる。


あまり単独回ごとの比較をする気が自分にはなくて。
トータルで。それこそ一部二部といった区切りすらなく。
初回から通してのこの物語の在り様を自分は楽しんでるからだと思う。


言ってみれば、それは複数巻の小説を通して読むような視点。
その中には物語のクライマックスもあれば世界を掘り下げて書き込む回も当然ある。
だから最新回には最新回の良さがあるし、これまでと比べて云々という発想にそもそも至れない。


他方、一区切りごとに作品の続きが公開されるという方式は、週刊誌の連載に似た構成であって。
そう考えたとき、確かに毎週の盛り上がりを期待する読み方というのは当然ありうる。
それこそジャンプ黄金期でいうなら男塾や聖闘士星矢のような。
毎回新たな盛り上がりを与えて、さあどうなる!次回へ続く!な作品。
こういう作品ももちろん楽しい。自分も大好きだった。


この場合、毎回の構成というのは作法というかフォーマットというかお約束のような部分があるわけで。
前回と比べて云々という視点は自然と発生するものになるんじゃなかろうか。
先に上げたジャンプの例で言うならば、「名勝負」とか言われるような回。
つまり、これらの違いはどちらが良い悪いではなく、視界の方向性の違いそのものなのかなと。




もう一つ、多分この感想の違いが発生した理由があって。
自分、どこまでも超B級感LOVEな人間なのですよ。
ただ、それって言い換えれば、「バランスの悪さを愛してる」モノの見方なわけで。
完成度、という尺度を持ってくるなら、そりゃ確かに平均点は下がるんですね。


作品のレベルが上がれば上がるほどに、望まれる平均点は高くなる。
それは必然的な流れだと思う。
そういう意味では最新回はむしろ視聴者の反応に鱈Pがレスポンスを返してくれたのかなと思うくらいで。
ギャグ成分や中二ゴコロの要素を足し直してバランス取ったな〜という印象があるくらい。
ただ、どうしてもこのところの「アイドルを掘り下げる」流れから、構成というかバランス面が目についてしまったのかなと。


とはいえこんなのはニコマスについてそれこそ24時間あーでもないこーでもないとアホなことを考える輩が抱く妄想であって。
実際作品のタグを観れば、視聴者の多くは上で書いたようなことは踏まえた上で、この物語を十二分に楽しんでるのだと思う。


タグを観れば一目瞭然。
「一級フラグ建築士」「ジラース法」
みんなわかって楽しんでる。


だから、別にだべってた二人だって、ああだこうだと話してたのは、なんでもない些細なことで。
自分たちが大好きな物語が、こんな視点からもみれるよ。こういう楽しみ方もあるよ。
こういうとこホント面白いよね。ああいうとこ実にうまいよね。
そんなことを好き放題ぶつけ合ってわいわい楽しんでるだけなのである。
まあアレだ。居酒屋のテレビに写ってる野球の試合に喝采送ったり野次飛ばしたりするのと同レベルw




とまあ長々と作品そのものからえらく離れた話を書いてしまった。
最後に最新回について個人的に思ったことなどを改めて。


上にも書いたとおり、個人的には鱈Pが前の回を受けてこれまでの流れをもう一度放り込んでくれたなぁという印象。
まさかそれがちんこうPのターンとして出てくるとは思わなかったがw
ほんのちょっとだけちんこうPに同情というかまあ頑張れ、ぐらいの言葉はかけてあげてもいいかなと思ったw


雪歩は粗々その戦術が判明して、美希に似た方向性であることが明示されたわけだけど。
ある意味美希より偏ってる気がする。勝ち負けよりも掘り合いを優先しますか。
雪歩もぷよに呑まれたかな…。


その代わりと言ってはなんだけど。
今回の話で律子はぷよに呑まれた在り様から、開放されるきっかけを得たのではなかろうか。
絶対的優位に立つことを前提に勝負するという律子のキャラ付け。
それは強さこそが総て、という点で明らかにぷよに呑まれた側の立ち位置だった。
それがここでここでへし折れたことで、「ぷよぷよを通して学ぶ」という道を示されたのだと思う。


最後のやりとりはいかにも中二ゴコロをくすぐる素敵なセリフだったけど。
「相手を叩きのめす」というのはなにもたった一つの最強の武器で我を押し通すのではなく。
相手を認め、自分を認め、その上で最適な戦術を選択し、全力で戦うという道に繋がる気がするのである。
そして、律子は恐らくそれが可能な才能がある。
ビジュアルでもダンスでもボーカルでも超一流ではなくても。
複数の戦術の中から最適と思われる物を選ぶ戦略眼。
そして選んだ戦術を使いこなすという、「努力」という万能の武器が。


つまり、この回は自分がこれまで見立ててきた流れで言うならば。
「ぷよに呑まれたもの」「ぷよに呑まれなかったもの」のメンバーが入れ替わる回だったのではなかろうか。