笑いと人情の記録、とりあえず完結

風野シュレンP
アイドルマスター 音楽と共に語るタイムボカンシリーズPart.12
アイドルマスター 音楽と共に語るタイムボカンシリーズPart.12



見事に読ませる解説並びに感想は、シュレンPの友人にして協力者の石川氏が書いてくださってますのでそちらをぜひご覧いただければ。
本シリーズの勘所というか要の部分をしっかり伝えてくださっていて、より動画自体も楽しめる記事です。
自分が書こうと思ったことをより素晴らしい形で見せてもらえるってホント幸せだと思った。
まぁこういう肝心なときに書きあぐねる自分の遅筆っぷりに軽く凹みもしましたがw


でもやっぱり自分にとっても思い入れの深いシリーズですので。
気の向くままに書き連ねて、自分なりの感謝を残したいなと。
以下、長くならないわけがないので収納w




完結編後半は山本正之のボカン繋がり楽曲編。
山本正之ワールドってのは、どこまでも地続きなんだなぁ。
そんなことを改めて感じた最終話。


それはタイムボカン自体にもある要素で、緩やかに繋がる世界があって。
あんなのもある、こんなのもあるっていろんな世界を散歩して。
気がつけば長いこと続いたもんだなぁ。遠くまで来たもんだなぁ。
なにより、自分がいたところはこんな楽しいところだったんだなぁと。


残念なことだって色々あった。形にならなかったものもあった。
流行り廃りも味わった。
でも、ここにあるものを自分は今でも素直に楽しいと思うし。
きっとこれからも、ずっとずっと楽しんでいくんだと思います。


そこに共通してあるのは、人間が見える物語なのかなと。
富山敬さんの言葉が余す所なく伝えてくれたように。
人情に満ちた、笑いの世界。
それが山本正之の歌の本質であり、またタイムボカンの本質でもある。
そして、シュレンPの作品の核でもあるのかなと。
うん。ほんとうに居心地のいい物語でした。




もうひとつ。このシリーズが始まったときからずっと思ってることがあって。
それは、このシリーズがニコマスでも屈指の二次創作かつ二次資料であるということ。
アニメとしてのタイムボカンが好きだった人には、シリーズを通す文脈が。
山本正之の歌に興味がある人には、その歌ってきた年月の背景が。
これほどしっかり伝わる資料はそうそうないと思う。


「オタクってのは好きがこうじて周辺と細部を追いかけちまった奴らのことだ」


今ではオタクという言葉も多様な意を含むようになったけれど。
元々オタクってのは上に書いたような人を指す言葉だったと個人的には思っていて。
このシリーズはまさにそのオタク的にかゆいところに手が届く作品なのですよ。


会話だけじゃ追いきれないところにはコメントの補足もしっかり入り。
それでも足りなければ視聴者までコメントで補足してくれるありがたさw
BGMのタイトル、ナンバーまで充実してる。
シュレンPが語る視点も贔屓の引き倒しにならないように配慮が行き届いていて。
ほんと、資料としても十分に素晴らしい。
動画ゆえ検索性にちと難はありますが、動画自体が楽しいので結局全部見ちゃうしねw
石川氏が記事で書いていた通り、まさに「そのうち評価されるべき」動画だと思います。
二次創作としても。二次資料としても。




さて、こうしてとりあえずの最終回を迎えたわけですが。
次回作の候補にも言及されてましたし、まだまだ楽しみが待ってるようでうれしい限りです。
なによりタイムボカンもまだまだこれからもみんなに愛されていくコンテンツなわけですから。
その気持があるかぎり、また次の展開もありえるのです。
その先には、とりあえずの最終回の続きも見られるかもしれません。
そんな期待も抱きつつ、個人的にはニコマス有数の「格好良い高木社長動画」をもっと見たいのでw
J9シリーズに勝手にちょぴり期待しつつ、新たな作品を楽しみに待ちたいと思います。
などと言いつつもPV作品もずっと楽しみにしてたりはするので、我乍らワガママな視聴者だなぁと思った^^;
まああれです。要はシュレンPがこれからも作りたい作品を楽しんで作ってくださればそれが一番うれしいのですw




最後、富山敬さんの言葉に、胸に温かい感情がこみ上げるのを感じつつ、笑顔が溢れた。
社長の背中が、余すことなく語ってくれてると感じた。
この感覚が、全てかな。
シリーズ完結までの長い道のり、改めてお疲れ様でした。
心から、感謝を。