たまには書いてみようか

わかむらPがニコマスから撤収されるそうで。
プロ活動に「わかむらP」の名前を使うためとのことで、ご本人なりのけじめなのかな。
動画削除はこれからニコマスに触れる方や、将来ニコマスを振り返る時のことを考えるとため息が出ますが。
色々と含みも残しておられるようです。
まぁ、なるようにしかならんわな。


昔っから自分はわかむらPの作品が苦手だと公言してた。
今も作風はどっちかって言われりゃ好みじゃない。
なんだか、アイドルたちが窮屈そうだったので。


そんな中で好きだったのは律子による作品たちだった。
それはおそらくわかむらPを向こうに回してなお、我を消しきらせなかったのが律子だったから。
そんなふうに今は思ってる。
そういう意味で、律子とわかむらPの勝負はいつ見ても面白かった。


まあこんなんは、明らかに見る側の俺の視点がおかしいんである。
つまるところ、理屈じゃなくて好みの領域なのだろう。
苦手なんてのはそういうものだ。


そんな自分の視点から、あえてこの作品すごいよって、今更ながらお伝えしたかったのだ。
アイドルマスター 春香 亡國覚醒カタルシス PV風
アイドルマスター 春香 亡國覚醒カタルシス PV風


この作品はおまんPとシネMAD2ndで合作したこの作品からのシングルカットなのだけど。
アイドルマスター 春閣下、覚醒。 『覇道』
アイドルマスター 春閣下、覚醒。 『覇道』


当時書いたblog記事はこちら
今読み返しても、大筋で言いたいことは変わらない。
ストーリーを押さえた上で見ると、凄みが一層増すのである。
「制御された偶像」として魅せるこの華の深さよ、艶やかさよ。
これこそわかむらPのスタイルが最も「はまった」一作だと思う。




最近ニコマスを見ていて、すごく綺麗なんだけどどうも個人的にピンと来ない作品が結構ある。
その感覚が、わかむらPの作品に感じるものとつながることにようやく気づいた。
それは作り手が映像を突き詰めるならばそれは避けられない方向性で。
多分自分の視界が「アイドルの意が観たい」という無茶振りなので交わりにくいだけで。


ニコマスがここまで積み重ねてきてたどり着き始めた領域を、
わかむらPは当時から動画に備えさせていたのだ。
そしてそれは、まごうことなく制作者として素晴らしいことだと思う。


やっぱすげえわ。この人。