VerRock Festival 運営上の個人的振り返り(事前準備編)


楽しいお祭はひとまず終了して。
休む間もなく年の瀬になりました。
ニコマスでもイベントがまだまだ続きます。
一人の見る専としては嬉しい悲鳴をあげっぱなしですw


まあこのまま日常に雪崩込んでもいいのですが。
次に繋がるための反省は大事だよね、と思うので。
運営面からの諸々をチョイチョイ書き残しておこうかと思います。

総論

みんな最高でした。
この企画が成功したのは本当に掛け値なしに、みんなのおかげです。
何一つ欠けても、あれだけの熱量は成し得なかった、そう思います。
逆に言うと、みんなが持っている熱に繋がることができるかどうか。
それが企画の全てでした。


ミスもありました。
至らぬ点も多くありました。
それでも。
あの熱を分かち合えたという一点。
それが全てを肯定しうると思います。

事前準備

企画自体は半年前からあったわけですが。
自分が関わったのは後半からなので、そこから覚えてる範囲で少し。


事前の準備については以下の3点で考えてみたいと思います。
・宣伝
・メンバー
・構成


・宣伝
事前準備としては此処が一番の反省点ですね。
公式サイトやblog、twitterでの宣伝を行いましたが、
効果的とまでは言えなかったと思います。


Line up紹介や先行動画レビューを行った文筆担当としては腹掻っ捌くレベルで反省中。
とにかく安定して情報を供給できなかったのは課題だなぁと思います。
まあリアル事情で運営陣がバタバタしっぱなしだったので出来る範囲というのはあったし。
なにより918の影響をモロに受けた部分でもあるのである程度は仕方ないところもあるのですが。
まとめサイトさんであったり生放送関係であったり。
そういったところと事前にもっと具体的な協力関係を作っておくというのは考えるべきだったかな。


直前まで、参加Pが地道に続けてくれた宣伝が本当にありがたかった。
動画作成とかで大変だったところ、みんな踏ん張ってくれました。
あれがなかったら、「結局どういうイベントなの?」という状態で、
見る見ないのとっかかりすら持てなかった人は多かったんじゃないでしょうか。
この辺は運営として大いに反省です。


とはいえこれは終わってから感じるところですね。
実際のところ、この企画がどのくらいの規模になるのか、やっていた本人たちが分かっていなかった。
それだけに、アクティブな方向に行きづらかった面はあると思います。
ひたすら拡大路線を意識した祭りであればもっとやるべきだったのは間違いないのだけど。
最重視したのは、「やりたいことをやる」だったので。
宣伝よりも中身が第一って感覚はあったと思います。


・メンバー
まず参加Pを集めるという工程が必要になるわけですが。
賛否両論あるのは承知の上で、今回のこちらから参加をお願いするという形はよかったなと思います。
まあ自分は後から参加したので10年デビューPのお誘い以外関わってないんですが。


これはなにも参加募集型の企画を否定するわけではなく、完全にコンセプトの違いですね。
参加募集型企画というのは良くも悪くもコンセプトの質が参加者のイメージで変わっていくものだと思います。
そこから生まれる良さもまたあります。


ただ、この企画は「器はこちらで用意する。自分の枠を自分の好きに使ってください」という形なわけで。
具体的な縛りがない分、むしろコンセプトそのものは揺るがないんですね。
「アナタのステージをみせてくれ」なんですよ。自由と責任の両方がある。
「楽しそうだからやってみる」ではキツイ。


そういう意味でこちらからこのPなら最高のフェスにしてくれる、と思う方に声をかける。
声をかける側もかけられる側もなにがしかの覚悟を前提とした企画だったと思ってます。
だから誰でも気軽に参加してね、ではなく。一緒にやろうぜ!なわけです。
それはひとつの形として、ありだと思います。
ステージを、フェスを作るんだってのはそういうある種のバカがつくレベルの気概がいると思ってるので。
だからこそあの熱量に繋がった部分は大きいと思ってますし。


・構成
そして参加者が固まると今度は具体的なフェス本番の流れの組み上げになるわけですが。
ここは基本的には主催のもつフェスのイメージでアウトラインを作ってもらって。
そこに参加Pや他の運営陣のイメージをのっけてく感じでした。
タイムテーブルは事前にある程度固まったリストを参加Pからもらって、
それを主催が確認した上で構成したものです。


実際タイムテーブルで流した時の絵図がたぶんめいろっくPの脳裏にはできていたんじゃないでしょうか。
まああの3日間を振り返ればその構成力に舌を巻くしかない。そう思います。
そして構成から逆算して、合間に必要な動画があるねと。全体のOP/EDもいるねと。
一つづつ具体的に分解して、キーボーPのイラストやversusPうしわかPの動画を作ってもらいました。
幕間動画やOP/EDがフェスの方向性を見事に示してくれたと思います。
目立ちすぎず、それでいて気持ちの方向がみんなこれからのステージに向いてくれるというか。
ほんとこの辺は生主やっててもありがたかったですね。
間合いが空くからコメントいれて、とか考えずにすんだのでw


そしてトラブル回避策として時間を長めにとったこと、STAND BY時間を作ったこと。
これが実にいい方向に作用したなぁと。
この辺の全体図を把握、決定する主催がいて、そこにアイディアを持ち寄るという体制はよかったと思います。



事前準備まとめ

結果から振り返ると、宣伝などの周辺の活動が足りなかった。
メンバーと構成に関してはトップダウンでアウトラインを決めておいて、それぞれの枠は自由に任せるというバランスが上手くいった。
そう言えるのではないかと思います。


まあそもそもの問題として、運営陣がメイン4人にイラスト提供1人という構成が想像以上に人手不足だったんだなぁと。
この辺は純度を考えると手を広げづらい面もあり、難しいところですね。
特にはじめての企画だとこの辺の規模感と現実のギャップは気づきづらいところでもあり。
ルカニなどの共通部分のあるイベント経験者から話を聴いておくとかも大事だったなと思います。


続きはまたいずれ。