遅ればせながらアイマスSSAライブの感想など

ライブが終わってぶっ倒れることはなかった。
声はガラガラで歩みはよたってたけど、なんか元気だった。


体力よりも、脳を全力でぶん回すしかなかったライブ。
そんな印象がある。


つなぐ、と彼女たちは言った。
ある人はそれを四人の少女が横に並び立つ姿に見出し。
ある人はそれを、次の世代に歌を縦に受け継ぐ姿に見出した。
繋いで、絆いで、継いだ。


そのどれもがあそこにあった。
贅沢を通り越して、もはや無茶というほどに注ぎ込まれた祝祭。


このライブが語る人によって異なる景色を見せるのは、そら自然なことなのだと思う。
一体誰がこの膨大な果実の全てを語れるというのか。
だからこそ。
色んな人の景色を見るのがものすごく楽しい。


劇場版アイマスは、高らかにアイマスの「今」を宣言した。
何度も何度も考えたけれど、やはり俺には劇場版はアイマスの「集大成」ではなく、「今」だったのだと思う。
それこそ視点の違いでしかない話なのかもしれないけれど。
自分にとっては、今回のライブの方が「集大成」に近かったんだろうなぁ。


そりゃね。まだまだこぼれ落ちたものはたくさんありますよ。
そこに思いが至らないわけではないんだけど。


劇場版という花が咲き。
SSAライブという実をなした。
だからほんのちょっとだけ、ワンフォーオールに今は夢を観ている。
とてもベタな例で言うなら、茶髪美希やエビフライの律子がそこにいたら面白いなぁって。
DLCでいいからさ。
無印やアイマス2のエピソードがそこにあるなら、喜んで二重搾取されますよ。
DS組だってポリゴンできたんだしさ。
そんな楽しい夢を受け取った二日間。




あとは思いだすままに個別の感想など。


劇場版とまったく同じ言葉になっちゃうんだけど、正直THE iDOLM@STERを全員で歌ってくれた時点で「OKよくやった」とw
そこから始まる「何やってもいいよー。ウチラが温めとくし最後はきっちりしめるから」と言わんばかりのセトリ。
後輩持つとこんなにも先輩らしくなるのかねえともはや安心を通り越して苦笑するしかないw
勢揃い、という意味では同じくうれしかったのがじゅりきっつぁんの「空」かな。
どちらも「いつか見たかった景色」なので。
今回のライブはそういう「叶ったらいいな」が沢山つめ込まれたものだったような気がする。


それからわたドル。やっぱり俺この歌大好きなんだと痛感。
繪里子さんの踊る姿をひたすら眺めてた。ホント幸せだった。
俺の中ではTHE iDOLM@STERと対になる曲なので。
今回この祝祭の中で見れたことがまたうれしかったなぁ。


まやこの「チクタク」も素晴らしかった。
もっと前からこれが出来るだけの素地は十分にあったと思うんだけど。
今この時、くぎゅのmy songをしっかり受けとめた上で歌うその姿がなんか、うん。


「約束」は二日目の景色がについに完全版となったという理解でいいんだろうか。
思ったより時間かかったな、と考えるべきなのか。
何度もやることで意識付けしたかった、と考えるべきなのか。
個人的にはそれほどピンとくる景色ではないのでいまだにいまいち腑に落ちてなかったりする。
それ以上に765Pro勢がミンゴスに寄り添うときに、
一人完全に客のほう向いて朗々と歌ってたキングがものすごく印象に残っていて^^;
なんつーかこれがアイマスライブだよな〜という気もして感嘆やら笑いやらもうどうすればいいんだろう的な気分だったw


今回はもうどんなにアリーナが広くても、その空間を意で埋めなきゃなんて気負いはなくて。
むしろどんなに広くてもコール&レスポンスは届くのだと知っているかのように思えた。
あの時さいたまスーパーアリーナは、「プロデューサーたちがいるいつもの場所」だったのだと思う。
少なくとも765Pro勢にとっては。
それは少なからず、この8年を越える日々が産んだ何かなんだろうなぁ。




そういう意味ではデレマス・ミリマス勢にとっては8thがあったとはいえ実質あれがお披露目の場だったのだと思う。
個人的に一番印象に残ったのは松嵜さんかな。
初日も二日目も、そんなものすごく強烈なことをやったとかでははない。
でも、ステージにどう立つかって点で、一番輝いて見えたのが彼女だったなぁ。


デレマス勢に関しては、Cu+きらりんがいい仕事したなぁと。
メデメデにゃーにゃーミミミンの3連コンボはそらまぁコールの人数も力になったとはいえ、
こいつらこれで1年ドサ回りしたって十分食えるわと思うくらいちゃんと決め手になっていた。
元々デレマスってのは何が起こるかわからねえびっくり箱みたいなもんだとは思ってたけど。
これからどんな化学変化が起きるのか、楽しみだと思わせてくれただけで感謝。


ミリマス勢は、インパクトでいうとジュリアの中の人のギター一本抱えて勝負に来た姿がやはり最初に挙がるけど、
成長までふくめてって意味だとぴょん吉かなぁやっぱり。
8th幕張まではほんとよくわからん人だなーとステージ観るたび首を傾げてたんですが。
今回ようやく器量と力量が薄ぼんやりとながら見えてきたような。




普段からモバグリ勢には同じ土俵に立つ以上先輩を喰うぐらいの気概を見せんかいと思っている。
こんな機会が何度あるかわかんねえんだから、なおのこと勝負してくれたらいいなぁと思ってた。


それをやろうとした人もいたと思う。
まだわからない人もいたと思う。
今回初めて、先輩の背中をまっすぐ見た人もいたと思う。
先輩後輩ってだけじゃなくて。同輩への意地を見せてくれた人もいたと思う。


さいたまスーパーアリーナという実から。
それぞれに、また単独ライブという新たな舞台へと種が飛び立っていく。
そこで芽吹くのはどんな木なんだろう。


それを追いかけていくのもよし。
今や大樹となったコンテンツのそばで、昼寝して過ごすもよし。


風の向くまま気の向くままに。
とりあえずのんびり過ごそうかと。
ちょいと今回のお祭りはすぐに消化なんて出来ないぐらいでっかい景色だったから。
まだまだあの時見たものがなんだったか、考えていたいというのが正直な気分かな^^;


改めて、素敵な祝祭をありがとう。