受け取れたもの、受け取れなかったもの

えーと、はい。ぶっちゃけますと。
SSA2日目の感想がどうにも書けませんで。


でもなんかずっとこう吐き出したいものはもやもやしてまして。
正直お手上げ状態になっております。


そんなわけで、以下は感想というよりは書きたいことの塊でございます。



346 Castle

Future Castleをやるんだと、勝手に思い込んでいたのです。
3rdライブでデレアニの締めくくりを総力戦で成し遂げて。
1年経って、次の扉を開くんだと勝手に思ってた。
それがそもそもの間違い。


346 Castle、楽しかった。
ラブライカがようやく揃って。Rosenburg Engelがようやく見れて。
ØωØver!!-Heart Beat Version-があの三人で見れて。


LET'S GO HAPPY!!がまた何倍ものパワーでぶちかましてくれたのが嬉しくて。
Heart Voiceのピンスポ演出を、これは現地で見たかったー!と悔しがって。
Trancing Pulseの三人が、三人であることを改めて示す調和する世界を見れて。
予想していたにも関わらず、こいかぜからNocturneの流れにガッツポーズして。


うん、ある種豪壮と言っても差し支えないくらいのステージだった。
ただ、なんだろ。
自分の中で3rdってのはデレアニが一年がかりで仕掛けた花火の一発勝負だったわけで。
それと同じ世界を改めて示されても、そこだけ切り取られてもなんというか、困った。


もう一つ言うなら、そこまでやるならあのS(mile)ING!がここにないのは手落ちだろうと。
でも、あれだけ追い込まないと放てなかったものをここでやるのは無理な話で。
だから、初めからできないことをやろうとしたように今でも感じている。


Trancing Pulseがその代役たり得たかというと、あの曲はあの曲で先に進んでしまったので。
去年の荒れ狂う暴風のような殴り合いのまま進化したらそれはあり得たのかもしれないけど。
少なくとも今年観た景色は、そういうのとは別の何かだった。


そんなに3rdでやれなかったあれこれに心残りがあったのかと。
シンデレラプロジェクトが揃うことにこだわりがあったのかと。
うん、それ自体が意外だった。
今日はデレアニの総ざらいだけでほんとに終わるのかなぁと途中で思ったくらいで。



Future Castle

で、そんなことはなくて。PからFuture Castleの開門が宣言されたわけだけど。
うん、演者の皆様ようあれ成し遂げたなぁと。


アニデレから3rdという仕込みの塊みたいなもんを改めて見せた後ですよ。
そこにこの日初披露の新曲ズラッと並べて、ライブの残り3割締めてくださいって。
いや、いくらなんでもいろんなもん役者にぶん投げすぎだと思うんだこのセトリ^^;
締めの挨拶で「新曲大変だった話」がボコボコでてきてたのもさもありなん。
ただでさえ大変な曲多いのに、こんなセトリ渡されたら頭抱えると思う。


そんな無理のありすぎる展開のなか、ほんとによう演者は踏ん張ったと思う。
今回の新曲ってほとんどが一発で完成する類いの曲ではなくて。
何度も歌いながら徐々に完成していく、育てる曲だと思うんだ。
それでこのセトリを走りきるとは、ほんとに役者ってのはすげえ。


特に嬉しかったのが、そこにいたのがみんな「アイドル」だったこと。
これまでの曲はまだ「アイドルになりたい!」の思いから続いてきた曲だったけど。
この日観せて、聴かせてもらったのは、「私達、アイドルです!」って歌だった。
今この時この場所で、全員で「私はアイドル」歌ってくれねえかなと心から思ったくらい。
もしそんなことがあったら、多分その場で崩れ落ちてたろうけど^^;


やっぱりFuture CastleはFuture Castleでもう一日ほしかった。
そこにSnow WingsとかLove∞Destiny入れてがっつりやったら全然違ったろうに。
とはいえそれも諸々のスケジュールとか考えると無理な話だったんだろうな。



4th

そうだなぁ。ついでに全体を見ての話を言うのなら。
今回のるーりぃに関しては特筆すべき働きだったと思う。
神戸での立ち回りも見事だったけど。
SSA2日目なんて、もうこれにわかとは呼べねーわって脳がだりーなと混乱しながら頭下げる勢いで。
Sparkling Girlも自分のiPhoneの再生回数トップを塗り替えるくらい聴いてるけど。
それ以上のものをあの場所で見せてもらった。
だりーな追いつけるよう頑張れよ、と本末転倒な感想を抱いたくらい^^;


あとはそうね、城ケ崎姉妹も4thで大化けしたと思う。
るるの大化けは一体何なんだろうねあれ。化けたことだけを痛感するという謎。
SSA一日目のTulipで、「そこにるるがいない」と思うとは完全に予想外だった。
NUDIE★も、今までのるるだったらあそこまでギアが上がらないんですが。
LVで見ててもちゃんと会場の端まで意が届いてた。


のじょさんはSSA二日目を見る前から、新曲なら莉嘉だろうとは思ってたのだけど。
まさかFuture Castleのソロど初っ端というキッツいところにぶっこまれるとはなぁ。
そしてそこで見事に折れずにもってったからすごい。


なんとなーく聞こえてくるのじょさんの言葉からも、意気込みは知ってはいたけれど。
莉嘉を表現するってことにここまであがき始めたのは2ndくらいからだろうか。
もっとすごい子なんだ、だから彼女を表現するためにもっと頑張るんだと。


個人的にはそれはのじょさんが足りてなかったわけではないとずっと思っていて。
莉嘉ってのが、ずっと誰かの背中を追いかけてる子だったからだと思っている。
ある意味、自分を成立させてないことこそが莉嘉だった。
だから成立してないものを成すってのは難しいよなぁと思ってみていた。


それが今回、初めて誰のものでもない自分の世界を見せることになって。
そこにタイミングがドンピシャで合ったなぁと。


そんなふうに、4thで受け取ったものはたくさんある。
初めてのアイマスライブ参戦の人も、久しぶりの人も。
いろんな人が、いろんな形で楽しませてくれた。
それは心から、うれしいんだ。



未来

あの日、346 CastleとFuture Castleをなぜあの流れでやらにゃならなかったか。
別にBrand new CastleとFuture Castleを分けなくてもよさそうなもんなのに。


それは結局、Future Castleの未来ってのが346 Castleの未来だったからだろうと思う。
一つの大きな要因として、武内くんを手放したくなかったんだろーなと。
そらあんな人材、手放したくねーわ。


その為にはデレアニの先を描くのが一番スムーズなのは自明で。
だから多分Brand new Castleと別の未来を作りたい、ということなんでないだろーか。
シンデレラのアイドルが346を出入りする分には得意のパラレルでいけるからなぁ。


ただ、そういう仮定を置いたときにちょいと気になるところがありまして。
ミリオン3rdの幕張でも思ったし、アイマスPSやってみても思ったんだけど。
最近どうにも、大きな物語を描き損ねてませんかねバンナムさんという。


まあ表から見えるだけでも、馬1がいなくなって演出家も変わって。
再編成しながらCD出してソシャゲ続けてイベントやってってそら大変だろう。
サラリーマンとしてなら心から同情したい環境だ^^;


とはいえ一介の客としては、やっぱり彼女たちにはトップアイドル目指してほしい。
やっぱりこいかぜ聴いて、あそこにS(mile)ING!ぶつけてほしいと思ったのだ。
横合いから思い切り殴りつけるNever say neverが見たかったのだ。
それも一つの未来の在り様だと、思えるから。


GOIN'!!!のMADのところで、コンテンツとしての次のビジョンが示されてればなぁ。
そんなつもりがなかったのか、それをやりたかったけどできなかったのか事情は知らん。
まあ結果的に、なかったわけだ。
それがずーっと宙ぶらりんな気持ちになっている理由なのだと思う。


オレンジの変態が「色々考えてますけどまだなにもできてません!」て言ってくれりゃ。
ガハハ笑いぶちかましてくれりゃそれでもよかったんよ。
それならこっちも「そうかできてねえんかしゃーねえなぁ待つわ」で済むんだ。
その程度には信用してんだよこっちだって。
でもなぁ。それを武内くんに期待するのはそりゃ酷ってもんで^^;


まあなんか決まったらニコ生なりなんなりで言ってくるだろうとは思ってるし。
宙ぶらりんだからってなにをどうするわけではないのだが。
俺は5th幕張で繪里子さんと契約したからまだここにいる類いの人間なので。
アイマスのライブを観るってことに、そういうもんを必要としすぎなんだろう。


そう言いつつも課金城の左右で踊ってたアイドルからは、
「俺らこれでキミらどんどんぬっ殺すからそのつもりで〜」
ってサイゲの殺意は感じたし。


Brand new Castleではそうだなぁ。Snow Wingsが象徴的だろうか。
ぼやぼやしてる暇はないよって見せてもらえたと思ってるし。
炎陣のメンツがこれからどんどん暴れてくれると思うと楽しみで仕方ないし。
トータルで観たら、楽しみをたくさん受け取れたのは事実なのよね。




うん。こうやって振り返ると、ライブ十分楽しんでんだよな^^;
それなのに宙ぶらりんになってしまったことに、正直とても戸惑っている。


いつもライブではなんかが受け取れると思ってた。
それが半分はしっかり受け取ったと思うんだけど。
半分はなにも返ってこなかったなぁ、という寂しさに近い気持ちが拭えない。




まあ結局俺の好みの問題なところもあるし。
待つのは嫌いじゃないので、これからも楽しみに待ちますかね。
兎にも角にも、皆様に心からのお疲れ様と感謝を(遅すぎ