THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 5thLIVE TOUR Serendipity Parade!!! 感想メモ静岡編


新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
(続きを忘れてたわけではないのですごめんなさいの意


いきなりお詫びから始まるあたり今年も前途多難だなぁと思うのですが。
多分今まで通りくたばり損ないライフをエンジョイすると思うのでどうぞよしなに。


ということで大阪編より続く。


まあPC壊れたりとかWindows10の機能更新が見事な地雷だったのも原因なんだけど。
単純にどう書けばいいのかずーっと考え込んでたというのが正直なところ。


このツアー、後になって考えれば考えるほど静岡からが転換点だったなぁと思う。
まあ丁度ツアーの折り返し地点ぐらいでもあるわけで。
全体像が見えてくるというのは自然なことなのかもしれない。


結局、自分は勘違いをしてたんだと今では思っている。
このツアーの核は、ParadeじゃなくてSerendipityだったんだと思う。




静岡のライブ、個々のレベルでいうと言及したくなる面白いことが多すぎるのだ。


ともよ先輩となっぴーのRomantic Nowが見せた新たな景色であるとか。
あっさむ自身も言っていたき・ま・ぐ・れ☆Cafe au lait!のソロとか。
割と新曲苦戦していた津田さんが見せた可愛いのプロっぷりであるとか。
オリジナルメンバーのいないHeart Voiceの面白さであるとか。
ようやく中島さんの景色が見えてきたかもしんない件とか。
エチュードはみつやすさんがなかなか面白いポジションになる曲だよなとか。
志貴くんが前回よりパワーアップしたんだけどやっぱり体力足りない件とか。
ハイファイ☆デイズの奈津ねえに感じるある種の格好良さについてとか。


うん。ほんとキリがないくらい色々と考えることが多いライブだった。
今までもそういったことがなかったわけではないんだけど。
今までよりも、変わったなぁという印象が強い。


結局ずーっとその理由はわからないでいる。
積み上げてきたことからくる必然なのかもしれないし。
たまたまそういうタイミングだったのかもしれない。



だりーな

わからんわからんと言っていてもしょうがないので。
色々と自分なりに見た景色をあれこれ解体したり組み合わせたり悩んだのだ。


うん。わりとアイマス見始めてからでもこんだけ考えてるのは久しぶりかもしれん。
まあどんなに考えたって自分なりの回答が出せなきゃ意味がないのだが。


で、なんとかして自分の引き出しひっくり返して静岡の景色をどう見たかというと。
多分これは背骨にるーりぃがいたからこうなったんだろうなぁという結論に至った。


……こんなに長く考えなくてもわかるだろとものすごい勢いで呆れられてそうだ(汗
うん。自分でもたぶんそうだろうなとは思ってたんだけど。
そこに至るまでの過程がうまく組めなかったのである。


静岡のるーりぃが見せたもの。
それが言語化できないというのは多分今も変わらないんだよなぁ。


ものすごく大雑把に言うなら、4thとの比較が分かりやすいのかもしれない。
4thでるーりぃが見せたステージは、そりゃあ見事だった。


元々るーりぃは頭が良すぎるというか、如才ないというか。
俺の中ではそういう印象の人なのである。
自分自身のパラメータをきっちりわかっていて。必要な達成値がわかっていて。
じゃあそのためにどの場所にいて何をやれば一番成功するか考えられる人。


4thのステージは、そういうステージだったんだ。
なんせ最初に考えたのが、「だりーなこれに追いつかなあかんのか」というくらいに。
役者として表現したアイドルより見事な立ち回りという矛盾。


まあ見る側としては暢気なもんなので。
バンナムがだりーなをどう成長させるのか楽しみだなと思って見ていた。
だりーなを成長させるってのはバンナムの仕事だと思ってたから。
まずそれが最初の俺の勘違い。




静岡で見たJet to the FutureやSparkling Girl。
それが4thよりうまかったのかどうかは、知らん。というか、わからん。
うまいかどうかなんて考える暇がないくらいに、だりーながそこでライブしてたから。


それを理屈でどう言うのかいまだに考えあぐねているのだが。
「だりーなかっけえ!」が最初の感想として思い浮かんだのよ。
4thと5thの違いってのを、今のところそういう言い方しか自分にはできん。


うん、というところまでで完了でもいいのである。
だりーなの見せた景色があった。
そして静岡のステージ全体に、どのアイドルにも同じような匂いがした。
あとはそれぞれのアイドルが見せた景色についてあれこれ書いていく。
うん、自分もそうするつもりだったんだけど。


どーしても、Jet to the Futureが変わった理由が気になって仕方なかったのである。
俺にはあれがだりーなではなくなつきち起因で化けた気がしてならなかったので。



なつきち

で、なつきちである。
大体この長いこと考えてた時間の大半は、ここに費やしたことを白状する。
いったいどんな奴なんだなつきちはって考えても、ほんとわかんねーんだもの。


シンデレラガールズのロック勢は、会うやつ皆が口をそろえて格好いいと憧れる。
そのライブステージは見事なパフォーマンスとして描写されるし、実際格好いい。
楓さんとは別の意味でラスボスとかレジェンドと言われてもおかしくないアイドルで。


CINDERELLA MASTER以外でソロがついたってのもまあそういう役回りと言えなくもなく。
デレアニでいうならラスボスとカリスマと並んで常務に蹴り入れた一人だもんなぁ。


まあでもあんまりそういう気がしないのもなつきちの人徳の一つで。
気さくな性分であったり、気が向いたら何でもやってみるとこだったり。
だりーとの関係がああなれたかのも目線の高さがおんなじとこにおけるからで。
上にあげた楓さんなんかも日常的には別に雲上人ってわけではないのだが。
それとはまた違った形で、地に足がついてるアイドルだと思うし。
楓さんとは違って、地に足がついたままステージに立つアイドルでもあると思う。
(カリスマまで考え始めると余談が過ぎるので省略


んでもって途中を大幅に割愛するとだ。
要するに、やすきよさんとなつきちの違いってのを考えてたわけである。
いや、そんなもん違って当たり前なのだが。


もうこれは完全に俺がライブとかラジオとかを見聞きした上の勝手な感想なのだけど。
やすきよさんは、たぶんものすごく周りを見て、考えて動く人で。
そこがなつきちというパーソナリティとの一番の違いだったのかなーと。
ただ、今回そこをなつきちに思い切って寄せてみたのかなと。
その結果、静岡でのJet to the Futureが生まれたんじゃないか。
そんな風に考えている。


あそこにあった景色は、筋書きをうまく演じるものではなくて。
2次元のアイドルたちが3次元にこれたなら、何がしたいかって景色だったと思うから。
だから、俺の中で静岡は特別な景色になったんだ。


じゃあなんでやすきよさんは静岡でそんな思い切ったことができたのかというと。
それはそれで炎陣の輩どもが積み重ねた時間があって。
具体的に言うと宮城でどーんとぶつかってきたはらぼうというか向井拓海がいて。
ぶっちゃけるとわりと宮城ではうまくかみ合いきってなかったんだけどw
静岡ではきっちり気持ちいい景色見せてくれたわけで。
それって全部繋がってるんじゃねーかなとか考えてるんだがまあ余談はこのくらいで。



Serendipity

というわけで三行でまとめると、
 ・宮城で向井拓海が体当たりしてきていい刺激を受けたよ
 ・静岡でなつきちがよりなつきちらしいことをやろうと挑戦したよ
 ・ぶつかり合って火花が散って、だりーながすげーかっこよかったよ
 ・よくよく全体を眺めたらシンデレラガールズ全体に火花が飛んでたよ
という話である(数えるの禁止


アイドル達がぶつかり合って変わっていく景色。
Serendipityってそういうことなんだと思った。


その結果がParadeになるのかもしれないし、ならないのかもしれない。
そんなんはどっちでもよくって。まずやってみなきゃはじまらなくって。
だりーなとなつきちってのは、それを示すのにもってこいのアイドルだったんだなぁ。
そしてあの日以降のアイドルたちにより強く感じるようになった景色といってもいい。




ライブの感想なんて、人の数だけ視点があるし。
同じ人の中にもさらにいっくらでも視点があって。
それはもうぶん殴られたときに心のどこが飛び起きたかとかそういう話なわけで。
静岡は、俺にとっては上に書いたようなことを受け取るライブだったのだ。
ライブとして爆発力がすさまじかったとかそういう感想にはならなくて。
色々と変化はあったんだけど、ここで完結することではないことが多かった。



うん、ここまで書いて思ったけど。
向こうが変わったのか、見てる俺が変わったのか。
それは正直わからん。まあ感想なんて9割方こっちの思い込みなんだから。
でもまあ、結果おもしろいならどっちだっていいや。




「2次元のアイドルたちが3次元にこれたなら、何がしたいかって景色」


俺が今アイマスのアイドルたちに見せてもらえたらうれしいなーと思ってること。
言ってしまえば、わがままである。
そもそもこれが絶対の正解でも何でもない。
アニメからの筋書きを見事に演じきったライブだってあったし。
その景色も俺は大好きだ。


ああ、本当にうまく言えない。困った。
困ったので、締めにも何にもならない余談を。




静岡の景色を見てから、ずっと心の中でぼんやり考えていることがある。
シンデレラガールズのロックシーンって、どんなふうになってるんだろうって。


上にも書いた通り、多分その根っこにはなつきちがいて。
でもなつきちと交わることなく進化し続けるユニットたちもいて。
新たなユニットでSerendipityの輪がさらに広がっていったりしてるんだろうか。
MASTER SEASONS!なんてまさにそんな景色だと思うんだよな。
あれを「シンデレラガールズ世界の音楽史」として眺めてみたい。
何ならロックに限らなくてもいい。
アイドルソングだってEDMだってなんだっていい。


なんとなくだけど、コロムビアが去年描いた景色はそういうことだと思っているのだ。
アイドルたらしめようとするための歌ではなくて。
アイドルたちが何をしたいかを伝えるための曲。
うん。この際ランティスとかフロンティアワークスも巻き込んじゃってさ。
そんな景色を、見てみたい。




というわけで。
どっかで聞いたような話だなぁと思う人がものごっついいる気がするので。
サムネを下に貼りつつ、幕張編へ続く。



【アイドルマスター】 BBCドキュメント風 60's IDOLM@STERの軌跡 #01