Project iM@S 〜アイマス7thライブ感想〜


5thで繪里子さんと結んだ契約を更新するために。


昔書いた5thの記事を読んだ人にしかわからないだろうけれど。
個人的にはそういうつもりで7thライブに向かった。


765PRO ALLSTARSが揃うってのは自分にとってはそういう意味で。
だから何が何でも直接この目で観たくて。


本当に、良いライブだった。



ライブ直後のこの感想に尽きる。


5thは実力で至る最高の到達点を出し続けなくてはならなかった。
ある意味神様に喧嘩を売り続けて売り切ったという信じられねえライブ。
だからこそ、ある種の伝説になった。
7thは自らの力量できっちり勝負できることを示すライブ。
Project iM@Sが確かに今ここにあることを宣言するもの。
その違いだったのだと思う。
以下、細かい話など



ライブについて

セトリについては各種業界情報をご参考くださいませ。(といいつつ松PP推し)


初手から「READY!!」「CHANGE!!!!」ぶちかまし
そして各ソロでライブで一番自信をもって歌える曲を持ってきて。
一気に「SMOKY THRILL」→「自分Restart」で中締め
アリーナなにするものぞ。
自分たちの実力出しきればアリーナの広さでもきっちり客とコール&レスポンス出来る。
それを信じてるからこれが出来る。
変化球なしの真っ向勝負。


「SPECIAL メドレー」での花道、ウォークスルーを回るあの時間の楽しさはきっとライブビューイングでみてる人達にも伝わったと思う。
アイドルマスターはプロデューサーと一緒に作るものだと。
それを骨の髄まで知ってるからこそ、あの空間はあるのだ。
作り手も、受け手も望んだ幸せな空間。


そして後半戦。
きっちり「キラメキラリ」で会場をアゲてからのアニマスをなぞる道筋。
個人的には「約束」はまぁ前にも書いたとおりそれほど好きな曲ではないけれど。
それでも、ちゃんと見せるべきものを魅せたし。
あれは望み、望まれた景色だから。うん、あの世界は、観てて幸せだった。


そしてクライマックス。
「みんなと一緒に」
このコンセプトをどこまでも追求し。
あらん限りのものを投入して辿り着いた果て。
改めて示したのだ。Project iM@Sがここにあることを。


二日間をまとめて書くならば、そういうことである。
個人的に、今回のパフォーマンスで最も象徴的だったのはちあキングの「晴れ色」だと思う。
限界に挑むギャンブルではなく、彼女たちはもう己が実力できっちり世界を作れるのだ。
それだけのものを彼女たちは築き上げた。それも全員がだ。
プロデューサーが、まっさきにそれを信じてなきゃいけねえんだけど。
今回は、正直彼女たちの方がそれをよく知っていたのだと思う。
その点は心から、素直にごめんと、そしてありがとうと言いたい。


正直セットリストが2日とも同じなのはちょっと予想外だったし残念だった。
とはいえ、あれだけのボリュームだとその方がきっちり作れたのかなと今となっては思う。
そして何より、同じセットリストでもそこに込める文脈を変えられるほどに、彼女たちは成長していた。
「どこまで走り続けられるかわからないけれど、一緒に走り続けてください!」
その決意を込めたのが5th。
「私達、ここまで来たんです」と初日で証明し、
「いつまでも、どこまでも。一緒に!」と宣言したのが7thなのだ。
なんだか、本当にアイマスだなと思う。
気がついたらCランク、Bランクぐらいまで成長してたんだ。



全体的なこと

765プロのメンバーは、それぞれがそれぞれにアイドルとして輝けることを証明した。
プロデューサーと共に歩くことこそが根幹にあると明言した。
そして、765プロは変わらずProject iM@Sの中心にあり続けることを宣言した。


どうしても受け手は時系列を縦に積み上げてしまいがちなので。
ジュピター、竜宮小町、スロット、モバマスという流れの中でつい見失うものはある。
それは完全に誤解だとも言えないところもあったし、避けられないものもあると思う。
バンナムの発表の仕方がまずかった点もあったし。


それを踏まえた上でも、今回のライブの構成はこれまでの流れの中で発生する不安を解消するには足るものだったと思う。
シャイニーフェスタそのものにはまだ不明な点も多いけれど、少なくとも765プロに照準はちゃんと合っている。
その上で、様々な新展開の情報があったことでProject iM@Sという大樹の幹と枝がしっかり見えたのは良いことではなかろうか。
個人的にはアニマス制作陣にしっかり仕事作ってるあたり、アニマス第2部もやる気満々なんだろうなぁと。
ほんとガミPはいい仕事してるなぁと感心することしきり。ただの変態ちゃうわあの人。


そりゃ今だって、文句いいたいところが全くないわけではない。
それでも。
シャイニーフェスタのPVで13人同時にステージに立たせてるの観た時に、ゾクッとしたんだよ。
ああこいつら、本気で好きなんだって。
理屈じゃなく、画でそう感じちまった。
だから、俺は少なくともこの答えをそのまま受け止めようと思う。



個人的なこと

ほとんど冒頭に書いたとおりなんだけど。
うん。自分はもう一度、繪里子さんと約束ができた。
それを心からうれしく思っている。
役者中村繪里子が放った言霊は、ちゃんと受け取りました。
もちろん避ける気なんかはじめから無かったけど。
二日目もおんなじセットリストだったから、最後の最後までドキドキしてたけどw
ああもう、ほんと気持ちいいくらいに見事にやられました。
きっとあの言葉は、今度こそ大勢のプロデューサーたちに届いたと思う。
5thのあの場所にいた俺が、今回一番ほしかったもの。


そうでなくても。
アイマス2やアニマスモバマスから興味を持ってくれた人達にも、届いたんじゃないかな。
Project iM@Sってでっかい遊び場があるって。
それはその気になれば自由に行き来できる場所なんだって。
もちろん世界のどこかで楽しく遊ぶのも自由。
でもこの世界には765プロって場所があるんだよ。
「すべての道は765プロに通ず」じゃないけどさ。
このコール&レスポンスを通じて、Project iM@Sのどこにだっていける。
アイマスライブにはじめてきた人にも、きっと伝わったと思う。




5thの感想記事で、こんなことを自分は書いた。

ステージに立った彼女たちは、それぞれにこのライブを受け止め、それぞれに戦ったのだと思う。
2日目のステージには、アイドルマスターのラストコンサートとしての思いが込められていたと思うのだ。
その先に踏み出すために。ゲームで語られた世界の先へと壁を貫かんとする姿がステージ上にあった。
現実の彼女たちとアイドルたちを重ね合わせて表現することのリスクを背負って。
その上で、先へ進もうとしたのだと思う。


本当に、やり遂げたんだなぁ。
そしてまだまだ、続くんだ。
だから、一緒に。
いつまでも、どこまでも。