THE IDOLM@STER ニューイヤーライブ!! 初星宴舞 感想その2

前回の続き、でもなんでもない何か。
書き足りないんで一人一人も書くか〜と思っただけの書きなぐり。
なんで別に話に筋立てとかないっす。ただの感想の塊。



中村先生

ソロのトップバッターは中村先生。
これから始まる私の伝説だからってわけでもないんだろうけど。
なんだろうなぁ。先陣切って突っ走るというのとはちょっと違うんだけど。
いつだって、みんなで歩いてるときには天海春香は集団の前にいる。
そんな景色が心の中にある。


二日目のステキハピネスは中村先生と春香が会話してるみたいな曲だなと思った。
中村先生が自分のことが大好きになったからこそ、そう感じさせてくれるのかもなぁ。


と言いつつ、個人的には今回のライブではソロよりも複数で歌ってた時の印象が強い。
一番の印象はLEMONADEかな。
ああいうのをコケティッシュ、と言うんだろうか。
昔っからたまーにやるんだけど、こういうのめっさうまいのよな中村先生。
まあ正直この曲は3人とも同時にみたいぐらい全員素晴らしかったのだが。
その中でもセンターのちあキングより目を奪われた記憶がある。
こういうユニットのサイドを固める春香さん、好きなんだよなぁ。


ついでにCRIMSON LOVERSについてもここで触れておこうと思う。
うん、ライブ終わった後にMVみたいだったって誉め言葉が上がってたけど。
そこは映像班がめっさ頑張ったなぁと心から褒めたい。
今回スーパーロングの使い方含めて、めっさよかったのよなぁLVも。
逆に、多分映像が頑張ってたら今までだってこんくらい強かったぞという思いもあり^^;


自分が思ってたのは、はるちはの二人のステージっていつ以来だよという方で。
そのくらい久しぶりに見た景色だった気がするのだ。


ニコマスで育った身としては、はるちはMADってそりゃあもう沢山あったわけで。
それこそいろんなステージを、いろんな表現を、いろんなはるちはを見てきた。


でも、その中でもこのステージで見せた景色はなかったなぁと思う。
一言で言うなら、「存在感」だろうか。
私は、私たちはここにいる。
ここにいることを誰も止めることはできない。
そんな宣言を二人から食らったような気持ち。


春香と千早が絡み合う景色、ではないのよね。
ステージでの立ち方も遠かったしさ。
二人の関係性を見せるためのステージではなかったと思うんだ。


むしろどんなに離れてても、お互いはお互いを知っている。
自分じゃない彼女がそこに存在することを知っている。
二人とも全く違う方法論で、全く違う有り様でそこにいる。
共通するのは、それを誰も止められないということだけ。
そんな背中の預け方を、見た気がするんだ。



仁後さん

二日目のゲンキトリッパー、久しぶりに聴けてうれしかった。
ちょっとキーが辛そうに聴こえたのは気のせいだろうか。
あっきーがMCで話してた「久々にソロがあって緊張した」というのにうなずいてたし、
仁後さんのソロもそういう影響なのかなーと思う。


その傍証になるかどうかはわからんけど、やっぱり組んで歌うときは調子よさそうで。
特にFunny Logicはほんと気持ちよかったなぁ。


めっさ太い低音で紡ぐリズムの圧倒的安定感がまず土台にあって。
そこに散りばめた高音と仁後さんとあさぽんの歌声は逆につかみどころがない感じで。
どっしりしてるんだがふわふわしてんだかよくわかんなくなってくるw
でもずっと聴いてると音の絡み方とバランスが絶妙過ぎて、思わず体が動いちまう。


会場で音浴びながらこのステージ観てたら極上だったろうなぁ。
LVも今回は音響良かったんだけど、それでもなお現地ならばと思わずにいられない。
ありゃもう音がとかステージがとかに分けて考えるもんじゃないのかもしれん。
そのくらい、まるっと空間全部が魅力的だった。


あと個人的にツボに入って笑ってしまったのが、空を飛びたいってMCの話。
いやいや、あなたポップアップでなんも付けずに空飛んだじゃないですかってw
誰もツッコまないのが不思議なくらいあんとき綺麗に飛んでたぜ、仁後さん。



若林神

で、話始めたらキリがなくなるなぁというこの方になるわけですが。
さて何から触れればいいんだろ^^;


大体のところはHOTCHPOTCHでもう事前に教えてくれてた気はする。
誰よりもオーバーアクションで、誰よりもオフマイクでMCにツッコみ入れて。
誰よりも大汗かいて、誰よりも泣いて、誰よりも笑顔で。
私はこうやってアイドルマスターするんだって。


言うなればそれは「出し尽くす」というスタイル。
誰よりも歌がうまいとか、誰よりもダンスがうまいとかではなくて。
誰よりも瞬間に全力を注ぐんだと。


その姿は最終的に律子の結論と重なるだろうなーという理解が俺にはあるので。
ああ、ほんといい役者に巡り合ったなぁと思ってみていた。


二日目に仁後さんからソロを受け継ぐ愛LIKEハンバーガーの流れから、
いっぱいいっぱいを経て竜宮小町の七彩ボタンへ。
あんな流れずるいだろーよ。ようやった。
アイドルでありプロデューサーである。それを分けることなんて必要ないんだ。
だって、秋月律子であるって言っちまえば一言で済むんだから。


さて、今回のいっぱいいっぱいについて何を言葉にすればいいのだろう。
うん、確かに待ってた。
若林神の言う通り、待って待って渇ききってた。


でもなんだろう。やっと来たー!ではないんだよね。
おうそうだろうよって。コール入れる奴らも準備万端というか。
いつかこの日は来るんだからと当たり前に待ってた奴らが描く、当たり前の景色。
その力強さこそが、むしろ心地よかったなぁ。


どうしてもこの曲で思い出すのは、パシフィコ横浜の景色。
なんでなんだよ、どうしてなんだよって誰もが思いつつも誰も言わずに。
怒号のようにコールするしかなかったあの景色。


いつだってこの曲は俺らと若林神が思い切りキャッチボールをする場所で。
喜怒哀楽、多分全部積み上げてきたなぁ。
そんなことを思う。


だから今回、お互いに当たり前に強烈なキャッチボールをできたこと。
それがうれしかった。
彼女たちには及びもしないけれど。
俺らもちったぁ豪壮になってきてるのかもしんねぇなってw



あさぽん

前回の記事でも書いたけど、今回ほんとに名ボランチだったなーあさぽんと感服した。
俺の中では765プロの秘蔵っ子って今でもあさぽんであり亜美真美で。
だからかなぁ。下の方が視野って広いよねーとかいつも考えて見てる。
今回ペースを落ち着けたところもそうだし。
ユニット曲でもうまくバランサーになってたなと思うことしきり。


改めて思ったのは、この人にとって舞台に立つってことはそれでひと固まりで。
歌うとかダンスするとかにそれ以上分割することではないんだなと。
役者としては全部演技するになってまうというか。
演じるように歌い、演じるように踊る。そこに境界はないんだと思う。
今時気持ちいいくらいの役者馬鹿だなぁとも同時に思ったけどw


一番印象深かったのは仁後さんのところで書いたFunny Logicになるのかな。
MASTER PRIMALの中ではDANCIN' BLUEが一番好きなのも大きいかもしれないけど。
やっぱり初披露でも魂食らいにくる曲しかねえってのは改めてバケモンだなーと。


Light Year Songもそんな曲の一つとして印象深い。
この曲は特に亜美真美の芯の強さと優しさみたいなもんがうまく出てる気がして。
ライブで聴いたらもっといいんだろうなーと期待してた以上に心地よかった。
うん。こういう曲もっと亜美真美に任せてもいいと思う。
PLATINUM MASTERのMiracle Nightが思えばその予兆は感じさせてた気もする。
でもあの時はなんかしっくりこなかったんだよな。
これでいけるってなんかつかんだんだろうか。
(亜美真美も成長してるんだなぁとこうお父さんというかおじいちゃんモードに)


まあこっそりあさぽんエージェント選ばないかなと期待もしてたんだけどねw



くぎゅ

毎度毎度さすがくぎゅだわと感嘆するしかないところがあり。
言葉に落とす必要があるんだろうかと思わないでもない。
もう観りゃいいじゃんとか思っちゃうんだよな^^;


今回の見どころというとやはり全力アイドルになるんだろう。
意外と伊織にここまでちゃんとレトロなアイドル像をやらせたことないんではないか。
画面にコール表示する演出って別になくてもいいんではと思う人間なのだが。
この曲に関してだけはあれは全面的に正しいなーと思った。
あの時存在するものはすべてコールに集約されてしかるべきなのである。


そしてもう一つ。
くぎゅと伊織って基本的には似てないと思ってるんだけど。
今回全力アイドル観て、似てるとか似てないじゃないんだなーと思った。
どんな性格とかそういう話じゃないんだなきっと。
思い描くステージの立ち方が共通してるんじゃないだろうか。


くぎゅが伊織を思った結果そうなったのか、元々同じだったのかは知らん。
よくわからんけど、くぎゅが歌うときの背筋の真っすぐさを見てそんなことを思う。
これはきっと伊織がかくあらんとする立ち姿なんだろうな、と腑に落ちるのだ。


自分の能力をフルに発揮するというよりは、目指す理想のアイドル像が先にある。
それってわりとしんどくないかい伊織、と俺なんかは思ってしまうんだけど。
もし伊織にほんとに聞いたら何言ってんのって怒られるんだろうなぁ。
しんどいどころか甲斐があると考えるから、水瀬伊織はアイドルやってんだろうし。
いつか絶対なってやるって器量も度胸もあるからこそ。
あの立ち姿はどこまでも美しいんだと思う。


ユニット曲は七彩ボタンももちろんよかったけど。
今回のライブならではっていうと始めのDon't worryだろうか。
美希と伊織の気兼ねのなさってのも、割と好きなんだよな。


この二人なのでぱっと聞いた感じ甘ったるいイメージの曲なんだけど。
甘いだけじゃなくて美希と伊織の強さというか肝っ玉の据わったところというか。
そんなのが詰まった曲だと思うし、それを受け取ったステージだった。


うまく言えないんだけど、可愛いを実装した逞しさってやっぱつええなって。
苦笑してごまかすぐらいしかできないんだよね、おっさんとしてはさw



はらみー

2日とも見せてくれた景色は同じだなーと前に書いたけど。
例外を挙げるならはらみーだったと思う。
初日はV系アイドル貴音さん。二日目は可愛い貴音さんと言えばいいんだろか。


個人的には初日のaddictedがうれしかった。
ただ、この曲の貴音のイメージはどちらかというと二日目の方で考えてたので。
ちょっと意外だったというか、それはそれで新しいものが見れたというか。
うーん、まあ眉根を寄せて歌うのも確かにこの歌成立するなぁと唸ったのだが。
今度機会があったら違う表情でも見てみたい。


あとそうだなぁ。聖炎の女神は印象がどうのというより景色が面白くって。
Twitterでもつぶやいたけど、ステージが80年代と90年代に真っ二つの景色。
それでいてバラバラってわけじゃなくて互いに互いの炎を見ているという。
よく成立するなこれ、と不思議な気持ちで見ていた。


ある意味、貴音にもはらみーにも似たような二面性はあるわけで。
SPでフラワーガールを、アイマス2で風花を渡されたアイドル。
どちらもはらみーにも貴音にも表現してほしい景色として渡されたもの。
それを表現するには、2日それぞれで別の顔が必要だったんだろうなという。


わりとこう長いスパンで眺めてると。
ライブを重ねるごとにはらみーの抱えるプレッシャーでかくなってないかと思ってて。
本人もライブ後にそんなことを言う機会が増えてる気がして。
大丈夫かなーなんて巨大なお世話と知りつつ考えてた時期もあったのだ。


この辺の思考がうまく言葉に落ちてないのでざっくりとした言葉になるんだけど。
はらみーには今回の気兼ねのないライブがいい方向に働いた気がしている。


貴音は遥か高みにいるわけじゃなくて、一緒に高みに向かうのだから。
上を見上げたってわからないのだ。隣に立ってるんだから。
そのことがはらみーの中で腑に落ちたんじゃないかなぁ、という勝手な妄想。


まあよーするに結論として、ああ大丈夫だなはらみーと勝手な安心に至ったという。
それだけの話。



あっきー

今回のライブで最大級のインパクト、と言うしかないだろう。
天才星井美希の復活、ここに成った。


これ以上言葉を尽くすのは野暮な気もする。
だってDay of the futureのイントロ流れて、そこにあっきー立ってたその瞬間だよ。
まだ歌っても踊ってもいないのに、立ち姿見ただけで「来た!」って確信したんだぜ。
それを言語化しろっつったって無理だろと^^;


意外とあっきーがお休みに入って以降、ちょくちょく出てくる機会は見れていたのだ。
MONACAのイベントでは現地で見れたし。HOTCHPOTCHもLVだけど見てたし。
そりゃ確かに久々だからなーと思うことがなかったとは言わない。
だからって出来が悪いと思ったことはまったくなかったわけで。
そこにフルポテンシャル開放した美希が来たら、こうも景色が変わるものかと。
いやー、人間ってすげえわ。


二日目の追憶のサンドグラスも実にいいステージだったけど。
なんだろね。やっぱり俺の中では美希ってのはキラキラしてんのが一番なので。
苦悩する曲沢山もらってるけどさ。それはそれ。
やはり天才復活にあたっての一曲としてDay of the futureは無敵だなぁと思う。


もちろんようやく三人でできたFate of the Worldもよかったし。
プロジェクト・フェアリーのオーバーマスターもどんだけ待ってたかって話で。
ああ本当に、星井美希が帰ってきたんだと。
これほどの輝きがいない間も、765プロ負けなかったんだなぁと。
なんかもういろんな感情がごっちゃになって眺めてた。



ぬーさん

その天才星井美希がいない間、オーバーマスターを預かってた人。
それがぬーさんであり、響だった。
アイマスのライブで泣くこたぁ滅多にないけど、久しぶりに涙こぼれたもの。
プロジェクト・フェアリーで歌うオーバーマスター。
あれは961プロのオーバーマスターだったよって某人が言ってたが、俺もそう思う。
ほんとに3人が3人ともそれぞれの形でかっこよくて。
こんな強い曲を、よくぞ今日まで預かってくれたと。


もちろんそれはぬーさん一人のことじゃないのはわかってる。
KisSを預かったはらみーと貴音がいたし。その他のアイドルもそれぞれに支えた。
もっというならスタッフレベルから総出で、765プロってのを支えたから今がある。


それでもね。
765プロのキラキラと格好いいを、ぬーさんが支えてくれたの大きかったなって。
765プロの末娘が、頑張ってくれたから今がある。
そんなふうにこれまでの年月が頭をよぎって。気づいたら涙がこぼれてた。




久しぶりのNext Life。
昔見たそれとは全然違うダンス。でもそこにある魂は変わらなくて。
俺の中には「我那覇響とは完成された未完成である」という定義があるんだけど。
それをこれほど体現する曲とステージもないだろう。
次に見るときは、きっとまた別のステージに転生してるに違いない。


ありきたりな言葉で表現するなら、「魅入られる」になるんだろうか。
あのステージを見ると、意識がそこから動けなくなる。
身体は勝手に足を踏み鳴らし、拳を突き上げる。
どちらも一瞬たりともやめることができなくて。
自分が呼吸できることすら忘れたかのように。
五感がライブに注ぎ込まれる。


人に惚れる、曲に惚れるというのが世にあるように。
多分俺はこのステージに惚れてんだろうなぁ。
5thから生まれ変わるたびに、ずっと。


そしてもう一つ。
合言葉はスタートアップ!をセンターで歌うぬーさんの笑顔、最高だった。
Next Lifeから間に2曲置いただけとはとても思えねえ、さっきと全く違う表現。
そしてどっちも我那覇響の、そしてぬーさんの魅力満載なんだもの。
見てるこっちの頭が追い付かねえよ。参ったw



ちあキング

LEMONADE、edeN、虹のデスティネーション、七彩ボタン。
どのユニットでも存在感抜群だったちあキング。
そしてソロで隣に…、9:02pm。
今回はいつになく見せ場だらけだったような気がする。


あっきーが天才星井美希の復活なら、キングのはなんて言えばいいんだろ。
なんでか知らんがあずささん復活、ではないのよね。
単純にだいぶ足回復したんだな〜って方が先に来た。
ケガしてからしばらくはやっぱり抑え気味だった気がしてたので。


でも考えてみると、体調が戻るとかそういうこと以前に。
ユニットでもこんなに圧が強いキングを見たのは初めてかもしれない。
もちろん見せ場はいつだってきっちり仕事してくれる人だけど。
バランスを取るとか。ライブの流れを強固にするとか。
そういう立ち回りの方がライブでは多かった気がするんだよな、キング。


アイマスが始まった頃は声優陣の経験も技量もバラバラだったから。
バランスを取るとか脇を固めるといったことに比重を傾ける必要もあったけど。
もうすっかり歴戦の猛者だもの。
やりたいことやればいいんだって、キングも思える時が来たってことなのかもしれない。



さて、隣に…の感想をどう言葉にしたものか。
だいぶ長いこと思案が堂々巡りになっている。


役者が役を表現する方法ってのは例えば憑依させるとか役になりきるとか。
声優なら役の声で話したり歌ったり、ということになるわけだ。
アイドルをステージに顕現させるってのはその延長線上にあると思ってたんだけど。
あのときキングが見せたのは、それとはちょっと違うやり方だった気がしている。


隣に…という歌と、それを授かった三浦あずさという存在。
その両方に対してちあキングという人間が最大のリスペクトを込めて、歌った。
そんな形だったんじゃないだろうか。


役者が演じることで役を表現するように。
歌手は歌うことで歌を表現するわけで。
本来は独立して成立するものなわけだ。


あのとき舞台には役者ちあキングと歌手ちあキングが同時に存在して。
それぞれが役と歌を一つの瞬間に表現した結果、あのステージが生まれた。
そう考えるのが、一番しっくりくる気がしている。


自分で書いといてなんだけど、そんなことできるんかどうかは知らん。
表現する側が何をどうしたらそんなことができるのか想像がつかないもの。


でも自分が観たもの、受け取ったものを言葉にするならそれしかなかった。
隣に…と三浦あずさが積み重ねた世界の地続きにある、また新たな景色。
そんなものを観れた気がしている。


まあもっと単純に、三浦あずさがキングに寄せた表現出来ても当然だろという。
鶏が先か卵が先かみたいな考え方でもいいんだろうけどねw



平田さん

平田さんの出番で言うと、個人的には闇しかねえedeNが一番気持ちよかった。
こんな力強いedeN初めて聴いたわまったくw いいぞもっとやれw
edeNに関してはそれ以上正直何も言うことがない^^;


あとはMASTER PRIMALの中で一番好きなブルウ・スタア。
自分の思い描く真の理想像って、絶険よりもこっちに近いんよ。
だからCDで聴いた時からずっとワクワクしてた。


まず平田さんダンスどんどんうまくなってませんかという衝撃。
そらまあこの曲の相方ぬーさんだし。
DANCIN' BLUEというコンセプトからもダンス気合入ってるのはわかるけど。
いまだ進化が止まらないとかどういうことやねん、と素直に驚いた。
ほんとすげーわ。


そしてなにより二人の歌声。これがたまらない。
個人的にはこの曲は平田さんのどストライクゾーンだと思う。
声のトーンも、余韻も。俺の思い描く真の将来像そのもので。
ぬーさんの響がちょっと背伸びしてるように聴こえるのもまたうれしくて。
その声が絡み合って生まれるリズムに、聴いてるこっちの心が踊りだす。


だからなんだろう。この歌に振り付けいらないんじゃないかくらいに思っていて。
いつか、二人であえて歌い倒してくれたらって思っている。
きっとすごいことになると思うんだけどな。




色々と考えてしまったのはチアリングレターだろうか。
うん、あのちあキングの隣に…をこの歌で受けるって、すごくいいと思った。
あの分厚い世界に行ってしまった魂を、やさしく受け止めてもらったような。


自分にとって真って、心の軸を真っすぐに戻してくれるアイドルなんだと思う。
本来的にはアイドルというのは熱狂させるものなのかもしれないけれど。
真の描くステージは、そのあとに日常に帰れる気がするのだ。


カッコいいのも知ってる。可愛いのも知ってる。
でも俺にとってはそれよりなにより性根の気持ちいい奴だなぁって方が強いというか。
とんでもねえ才能を秘めてるだろうけど、異質ではなく日常の地続きである良さ。
ある意味あれだ、平田さんのMCの良さと言えば伝わるだろうか(無理な気がする



ミンゴス

ん〜。困った。あんまり書くことがない。
Just be myself!!が全部乗っかってるよなと思うので。
それでいいじゃん、というのが個人的感想。


「歌だけのライブがやりたい」と啖呵をきって、きっちりその責任を果たして見せた。
某Pも言ってた通り、今回のライブってのはミンゴスにとってはそういうものかと。


そしてつまるところ、このライブの焦点はJust be myself!!なんだろう。
千早に限らず今の先輩方それぞれが、「なりたい私になる!」と見せたもの。
そういうライブだったと思うから。


歌を聴きながら思い浮かべたのは、アニマスの千早で。
みんなが良かれと思って日々を過ごしてるのに何かかみ合わない。
そんなときにある種のわがままを最初にぶっ放すのはあの中では千早なわけで。
去年ミンゴスがやったのも、まあそういうことなんかなと。
そしてその啖呵に応えるくらいに、Just be myself!!の景色は面白かった。


個人的にJust be myself!!の一番面白いところはヤケクソ感だなぁと思っていて。
過去も今もわからんではないが、それより明日なき明日が好きなんだと。
そう叫んでいるような気がするのである。


明日だってそんなすげーもんじゃないわけだ。
だって今日の続きなんだから。一晩で世界は変わらんわけで。
でもそれは明日が今日になったらそう思うだけの話で、いつだって明日は無敵なのだ。
明日が今日になってしまうとわかっててなお、明日に焦がれる。
明日の自分がより自分らしくあることを信じる。
実にアイマスらしいし、千早らしいじゃないそれって。


逆に聴いててうーんわかんねぇなと思ったのが二日目の細氷だった。
まあ何歌うだろうなーという予想では消去法で細氷かなとは思っていたんだけれど。
思っていてなお、その景色が歌聴いてる間はよくわからなかったというか。


正確には、見せてくれている景色はまあ受け取れたとは思う。
それはある意味Just be myself!!の真逆の景色で。
過去への感謝と苦しみの分かちがたい思いとでもいえばいいだろうか。


確かにそれは如月千早にとって欠かせない要素ではあるんだろうけど。
なんで今回そんな歌い方するんだろうというのがいまいち腑に落ちなくて。


結局、その回答はミンゴスの一言で分かった気がする。


「千早は、問題児です」


うん。知ってる。そして今回それが決定的になかった。
ああなんだミンゴスわかってたんじゃん。
そう思ったときに、自分の中で筋が通ったのである。


思うに、「今の如月千早」を表現する歌がないのだ。
Just be myself!!は、今の地点から未来を眺めた歌。
細氷は、今の地点から過去を眺めた歌。
その両方を歌うことでしか、今を描くことができなかった。
多分そういうことなのだと思う。


これが例えば響やあずささんだったら話が早いのである。
Next Lifeも隣に…もある種の普遍性があるというか。
今の彼女たちを表現するに足るから。


如月千早ってのは役割として、アイマスの歌姫であり続けたので。
その時その時に最適化された曲を渡され過ぎたのかもしれない。


例えば蒼い鳥が今の千早を表現しうるかといえば、難しいだろう。
ありゃなんだかんだ言って弟と分かちがたい物語の上にある。


じゃあ目が逢う瞬間やarcadiaはというと、ちとこう若気の至り感があるというか。
HOTCHPOTCHでarcadia歌ったように、若い衆と歌う向けかなーとは思う。
約束はありゃアニマスが避けて通れないし。
眠り姫に至っては今の千早とか寝てる場合じゃねえって話だし。


うん、ないなぁと思うのだ。
ミンゴスの言うところの「問題児」、俺の言葉にすると「戦闘狂」の歌が。
だからこういうステージにしたのかなーと思う。
それはそれで個人的には納得したし。
今後が楽しみだなーと素直に思った。




ほんとは一つ思いつく曲はあるんだけどね。
禁じ手なんだろうけど、如月千早の超必殺技になりうる歌。


月下祭っていうんですけど。さていつか歌うんだろかw



自分REST@RT

全体の感想で書き忘れたのだけれど。
アンコールが自分REST@RTだったのも、今回のライブらしい作りだったなと思う。


うん、一人一人の感想をつらつらと書いてきたけれど。
結局のところ前の記事で書くべきことは書いてたな〜という。
やりたいようにやるんだよと。それに最も相応しい歌だろう。自分REST@RTは。


なんで毎回アイドルマスターのライブ見に行くんだろう俺と思うことがあるんだけど。
うん、今回は二日とも見終わったときに素直に思った。
こういうライブが見たくて毎回見に来てる。


人生で見たライブの中で一番感動したかというとどうもそういうわけでもなく。
なにか自分の音楽的趣味にクリティカルヒットするような何かがあったわけでもない。
演者がめちゃくちゃ好きになるようなことがあったかというとまあ今まで通りだし。
アイマスというコンテンツとして何かすごい発表があったわけでもない。


でもね。こういうライブが見たかったんだ。